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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

上級コースの9名が、中・上級用テキストを修了!

29日、木曜上級コースの9名が今年度の折り返しとなる20回目の授業で、中・上級者用テキストsuomea suomeksi 2「フィンランド語をフィンランドで 2」を修了しました。
終了された9名は以下の皆さんです(敬称略、ファーストネームのみ):
Kozue, Moeko, Yuki, Yuuko, Masae, Saeko, Sumiko, Yumiko, Sachie
Onneksi olkoon!おめでとうございます。


ほとんどの皆さんが学習開始後3年半かけての修了、最初の1年は対面授業でスタート、2年目以降はオンライン授業での受講となりました。29日はフィンランド協会でハイブリッド方式で授業を行い、対面参加の5名とZoomで参加の3名に修了証が授与され、授業後の茶話会では長年の苦労をたたえ合いました。授業と茶話会には北大留学生のPetraも参加してくれました。

今後もほとんどの皆さんが同コース(新聞記事や手紙などの実践的な読解と文法事項の復習)、あるいは他コースへ所属して勉強を続けます。また現在授業録画で勉強されている1名が近々録画視聴を終え、修了証を取得の予定です。

北海道フィンランド協会専務理事(フィンランド語講座担当) 水本 秀明

kuningatar 女王

イギリス、日本、二つの国葬(valtiolliset hautajaiset)が終わりました。

「女王」は残念ながらnainen「女性」+kuningas「王様」のコンビネーションではなく女性を表す接尾辞の-tArが入っている語です。 単数属格はkuningattaren複数主格はkunigattaret単数分格はkuningatarta複数分格はkuningattariaです。辞書形(単数主格)と単数分格以外はtt:tの逆kpt変化があります。

昔の文献などにはopettajatar(opettaja「先生」+接尾辞-tar =「女先生」)、sairaanhoitajatar(「看護師」+接尾辞-tar =「女性看護師」)といった語も見受けますが、この-tarという接尾辞は時代とともに廃れつつあり、この「女王」といった語で細々と生き続けています。

とはいえ死滅したわけではなく、すばらしい女性シンガーを「歌手」のlaulaja(男女ともに使うこと可)ではなくあえて「歌姫、ディーバ」の意味でlaulajatarと紹介したりする用法はたまに見かけます。

中級以上の方は、「女王」と合わせて、「王様」kuningasの格変化も研究してみると良いかと思います(こちらはnk:ngのkpt変化が関係する語です)。

第1回そうべつモルック大会で、水本先生大活躍!

そうべつモルック大会速報!!

9月23日(祝)、雨天のため会場を室内に変更してのそうべつモルック大会が開催されました。
参加15チーム、総勢60名の活気ある大会となりました。
協会関係からは3チームが参加、2チームが準優勝と6位の成績に輝きました。

右側:フィンランド語講座 水本先生

第1回そうべつモルック大会


7・8月のモルック練習会ご報告

7月16日(土):18名(協会:5名、一般:2名、北大:6名、札医大:5名)
8月27日(土):17名(協会:7名、一般:7名、北大:3名)
両日とも多くの参加者を迎えるなか、中島公園でモルック練習会を開催しました。
天候にも恵まれ、時間も忘れる白熱した練習会となりました。

 

北海道フィンランド協会担当理事 市川 一樹



RAUMA Live Tour in Central Hokkaido 2022

フィンランド語講座受講生でフィンランドの伝統楽器「カンテレ」の演奏者・コンポーザー、あらひろこさんのデュオ RAUMA(ラウマ)のlive情報です。

RAUMA Live Tour in Central Hokkaido 2022

 

あらひろこさん 詳しくはこちら→あらひろこさんのウェブサイト

佐藤美津子さんのカンテレコンサート開催のお知らせ

フィンランド語講座旧受講生でカンテレ奏者・講師 佐藤美津子さんのコンサートのお知らせです。

tulivuori 火山

道東、川湯温泉近くの硫黄山(2022/8/25)

自分の持っていないものに憧れたり興味を抱く、人間ってそういう傾向がありますよね。自分の国にはない火山、ほとんど起こることのない地震、その他津波、台風などに興味を持つフィンランド人は多いので、それらをフィンランド語で何と言うか知っていると便利です。

まず第1弾としてtulivuori「火山」から。tuli「火」とvuori「山」の基本単語の組み合わせで、日本語と同じ発想の複合語、英語のvolcanoに比べてなんと分かりやすい発想なことか。

vuori「山」は格変化、特に単数分格の変化に注意する語で、単数属格はvuoren複数主格はvuoret、「たくさんの火山」と言いたい時は、monta vuorta(単数分格)かpaljon vuoria(複数分格)です。複数はほとんどの格が辞書形と同じvuori-からの変化となりますが「山々の」を表す複数属格はvuorien(第1属格)に負けず、vuorten(第2属格)もよく使われます。

佐藤美津子さんのカンテレワンポイントレッスン入門編 第33回

フィンランド語講座旧受講生でカンテレ奏者・指導者 佐藤美津子さんのカンテレワンポイントレッスンのお知らせです。

(佐藤美津子さん)
今週のカンテレポイントレッスンは転調の仕方です。
転調とは一つの曲の中で違う調の曲に変える事。
日本の童謡を使って簡単にできる方法を紹介しています。
曲のアレンジなどをしてみたいという方にお勧めです。
興味のある方、是非ご覧になってネ。

 

カンテレや愛犬ヴァロ君(トイプードル)のお話、料理の紹介など、ブログも好評!

詳しくはこちら→佐藤美津子さんのウェブサイト

valkosipuli ニンニク

昨秋植えて8月収穫のニンニク、乾燥中

夏休み前の火曜初級コースでは、kansallispuisto「国立公園」という語を引き合いに出して、「-nen終わりの語は、-nenの部分が-sとなって複合語を形成する」と説明しました。「国立の、国民の」を表す形容詞kansallinenは、kansallis-という形で、「公園」puistoと結びついて「国立公園」となる、というわけです。

しかし夏休み中に気がつきましたが、valkoinen「白(い)」、punainen「赤(い)」、sininen「青(い)」などの名詞と形容詞を兼ねる色彩を表す語は、valko-, puna-, sini-という形から複合語を形成します。

valkosipuli「ニンニク」はvalko-「白」+sipuli「玉ねぎ」です。夏休み明けの火曜初級コースでは、valko-で始まる複合語として他に、valkoviini「白ワイン」、Valko-Venäjä「ベラルーシ(=白ロシア)」などを語彙に入れておくことをお勧めしました。valkoinen viiniは通じますが、そのようには言いません。「赤ワイン」はもちろんpunaviiniですね。

モルックのルールが簡単に覚えられる歌

フィンランド語講座受講生 森さちえさんの「モルックのうた/歌詞付【オリジナル改訂ver.2】mölkkylaulu」がYouTubeで配信中。

(森さちえさん)
最近話題のフィンランド発祥スポーツ「モルック」のオリジナルソング「モルックのうた」改訂Ver.2です。
動画編集でルールがよりわかりやすくなるようにしました!
動画を観て、聴いて、よりモルックが身近に&好きになってくれたら嬉しいです。紅葉が素敵な公園でモルックしながら楽しく収録しました!

動画編集:AYA☆S



「いろんな楽器でモルックソング」#リコーダーで吹いてみた
歌の練習にも。

森さちえさんの歌をもっと聴きたい方はこちら→オトノキズナHikari-S

 

フィンランド語の「mölkky」は日本では一般的に「モルック」と呼ばれていますが、フィンランド語講座担当の水本先生によると「モルッキュ」と発音するのが原語に近いそうです。
「ええっ、モルックじゃないの?モルッキュが正しい発音?」と思われた方に朗報です。
フィンランド語講座入門コースは水本先生が担当されます。
ぜひ授業で聞いてみてください。

まずは水本先生のブログ記事で確認しましょう。→mölkky モルック


佐藤美津子さん(カンテレ)のユニット「ポロ」コンサート開催

フィンランド語講座旧受講生でカンテレ奏者・講師 佐藤美津子さんのユニット「ポロ」が出演するコンサートのお知らせです。