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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

osake 株

「左手のピアニスト」舘野泉さんが初めてフィンランドに行ったとき、ヘルシンキ中心部のところどころで”OSAKE”の表示や看板を見かけ、「フィンランドって(特に左党の)日本人にはいい国だなあ」と妙に感心し、後日osakeがフィンランド語で「株、株式、株券」を指すことを知ったという逸話があります。「株式会社」はosakeyhtiö(Oy, oy., OYなどとよく略標記される)です。

私も含め株式相場に関心のないものが気になる「株」は、デルタ株、オミクロン株などのコロナ関連の変異「株」でしょう。こちらはosakeは使わずmuunnos(本質的には「変更、修正、異形」などを表す名詞、生物学では「種類」、数学では「変換」などを表す)を使い、deltamuunnos, omikronmuunnos (delta-muunnos, omikron-muunnosも散見)などと表記します。

最後に、osake(-e終わり、kk:kのkpt変化もあり), muunnos(子音終わり)はそれぞれ変化の難しい名詞ですので、学習者用に主だった格変化を確認しておきましょう。
osake : osakkeen[単数属格]、osaketta[単数分格]、osakkeita[複数分格]、osakkeiden/osakkeitten[複数属格]
muunnos : muunnoksen[単数属格]、muunnosta[単数分格]、muunnoksia[複数分格]、muunnoksien/muunnosten[複数属格] 

道東のフィンランドイベント、再延期

2022年度フィンランド語講座入門コース担当の水本先生から、鹿追町のイベント再延期のお知らせです。

1月29日(土)に予定されていた鹿追町男女共同参画セミナー「フィンランドに学ぶ・話す 充実の2時間」は、コロナ感染状況の急拡大と、それに伴い道内でも週明けにまん延防止等重点措置が適用される見込みになったことから、残念ながら再延期となりました。
日程を変えず、オンラインでの開催も模索されましたが、町側、そして講師のミアさん・ネッタさん共に、対面での交流が望ましいという点で一致し、再延期となりました。今年秋以降の実施を予定しています。

 専務理事(フィンランド語講座担当)水本秀明

hamsteri ハムスター

皆が寝静まった頃活動開始!

ペット(lemmikki、あるいはlemmikkieläin)を飼わなくなって久しいのですが、お正月に合わせて遊びに来た妹の子どもたちのハムスターがまだ居候しています。

名前は「おもちちゃん」、餅はriisikakku(riisi「米」+kakku「ケーキ」、英語ならrice cakeと2語になりますかね)、なかなか上手く名付けたものだと感心しています。

ハムスターはドイツ語のhamstern(フィンランド語ならrohmuaminen「溜め込むこと」)が語源のようです。実際フィンランド語でもhamstrataという動詞(初級以上の方、タイプⅣの動詞です)があり、特に不景気や何かが欠乏している時に溜め込むという意味です。外来語由来の動詞だからですが、子音が4つも続くのは珍しいですね。そしてそのようにあまり意味なくいろいろ溜め込む人を、比喩的にhamsteri、あるいは「hamstrataする人」の意味でhamstraaja(-jAは「~する人、する道具」の意味)と言うそうです。

外来語は-i終わりのことが多いことにお気づきの方も多いと思いますが、複数の格変化がちょっとややこしく、複数分格はhamstereitaかhamsterejaと2種(前者の方がポピュラーか)、複数属格はhamstereiden, hamstereitten, hamsterienと3種もあります。単数変化は簡単で、2匹のハムスターならkaksi hamsteria辞書形+単数分格のサイン-aです。

佐藤美津子さんのカンテレワンポイントレッスン入門編 第13回

フィンランド語講座旧受講生でカンテレ奏者・指導者 佐藤美津子さんのカンテレワンポイントレッスンのお知らせです。

(佐藤美津子さん)
今年の初の「カンテレポイントレッスン」です。
最初の曲はフィンランドに古くから伝わる伝統曲「ルノラウル」の中から「カレワラのメロディ」という曲です。
小学生6年生の女の子と弾いてみました。
とてもシンプルですが何か懐かしさがこみあげてくる曲です。
私の大好きな曲で思い出深い曲でもあります。

 

カンテレや愛犬ヴァロ君(トイプードル)のお話、料理の紹介など、ブログも好評!

詳しくはこちら→佐藤美津子さんのウェブサイト

puolukkahillo コケモモジャム

田舎道の日当たりの良い路肩に群生するpuolukka

Hyvää uutta vuotta! 明けましておめでとうございます。どのくらいの方がこの「ブログ欄」を見てくださっているのか見当もつかないのですが、前回投稿してから1か月位空いてしまいました。今後はもう少し頻繁に話題提供したいと思います。

コロナ禍の中、買い物はできるだけ1か所でまとめ買いするようにしているのですが、特定の店舗にしかない品物がたまにあり、数軒掛け持ちを余儀なくされることがあります。

私は甘いものにはそれほど執着がないのですが、ジャムはたまに食べます。といってもあまり甘すぎるジャムは好きではないので、たまにコケモモジャムpuolukkahillo (puolukka「コケモモ」+hillo「ジャム」)を買います。ところがコケモモジャムはあまり人気がないのか、近くのLスーパーにしか置いていません。

私のジャム瓶が、お正月遊びに来ていた妹の子どもたちに食べられて空っぽになってしまったので、昨日Lスーパーに買いに行きましたが、なんと、コケモモジャムの姿が見当たりません。どうやらLスーパーでも置かなくなってしまったようです。少し離れたA系の大きなショッピングモールの中のスーパーにはなかったはずと思いつつ、未練がましく確認しに行きましたが、やはりありませんでした(この大手スーパーの私が行く店舗は、私が好きな生のディル(tilli)も置かなくなってしまい、がっかりしています)。

コケモモはやはり人気がないのでしょうか?何年か前に空知地方のお菓子屋さんから「コケモモ羊羹を試作してみたのだが試食してもらえないか」と依頼があり、フィンランド人と一緒に試食した記憶がありますが、あのコケモモ羊羹、商品化されたのだろうかと急に気になり始めました。

ラジオ(FM北海道 / AIR-G’)でモルック「mölkky」が紹介されます

ラジオ FM北海道 / AIR-G’の番組「北川久仁子のbrilliant days×F」でモルック(mölkky)が紹介されます。

1月14日(金)のbdFは「ゆるスポーツ特集」!

モルックの取材で当協会、常任理事 市川一樹が番組に生出演します。 


放送予定:2022年1月14日(金)14:40〜15:10

聴き逃してしまっても、radiko(ラジコ)で聴けます。
*radiko(ラジコ):あなたが今いるエリアで放送しているラジオ局をパソコンやスマートフォンで聴くことのできるサービス。
*北海道内は無料で聴けます。ただし放送エリア外の場合、ラジコプレミアム(有料)会員の方のみ聴けます。

詳しくはこちら→北川久仁子のbrilliant days×F

 

モルック「mölkky」についてはこちら→モルックのルールが簡単に覚えられる歌

モルック対決!「1億人の大質問!?笑ってコラえて!(日本テレビ)」で放送

(公式ツイッターより)
スタジオでモルック対決開催
昨年10月にご紹介したフィンランド発祥の競技モルック
日本代表を交えて
所さん・栞里ちゃんVSスタジオゲストチームが対決

 

放送日:2022年1月12日(水)19:56〜 
1億人の大質問!?笑ってコラえて!(日本テレビ)

 

配信あり。詳しくはこちら
1億人の大質問!?笑ってコラえて!


モルック、今流行中?北海道フィンランド協会ではずっと昔からやっていたよ。

フィンランドの食育法「サペレメソッド」

フィンランドの食育法「サペレメソッド」に関する動画と書籍についての情報が
当協会員で一般社団法人 味の教室協会代表理事などを務める染井順一郎さん(在 京都市)から寄せられましたのでご紹介いたします。

協会常務理事 渡邊政義


フィンランドは社会福祉国家として野放図な医療費増大を防ぐために、「医者にかからない、病気にならない」ための予防的な取り組みで成果をあげています。
その要因の一つが、国をあげて幼児対象に行われている食育法がサペレメソッドです。

食を教材として子どもに教えるのではなく、子ども自らの主体的取組みを促すこの手法は、子どもの非認知能力も高めるとして、従来の食育の範疇を超え、教育カリキュラムとして重要性が認識されています。

このたび、フィンランドの小学校における取組の様子を動画で紹介いたします。
以下のリンクにアクセスして是非ご覧ください。
海外のSAPEREの取り組み – 一般社団法人 味の教室協会 (fivesenses-children.jp)

また、一般社団法人味の教室協会では、この手法を使い京都市内の8つの保育園・幼稚園で継続的な実践活動を行い、その内容、効果やノウハウ等を書籍「五感が育つ子どもの食育 食の体験学習サペレメソッド」(保育社)で公表しております。
お近くの図書館で御覧いただければ幸いです。

染井順一郎(北海道フィンランド協会会員:一般社団法人味の教室協会代表理事、(独法)国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室研究員)

【無料バーチャルツアー】オンラインライブトーク
ノルウェー オスロとフィンランド ヘルシンキのぶらりまち歩き♯1

フィンランド語講座金曜上級サークルでフィンランド語を学習中の平松さん、大西さん、千葉さんから、期間限定新バーチャルツアーのお知らせが届きました。

Oodi外観(写真提供:千葉)

期間限定の新バーチャルツアーがスタートします。
日本国内の旅行が少しずつ動き出しそうな、またちょっと難しくなりそうな、海外旅行なんて本当にこの先行ける???なんて不安になってしまうような…そんなタイミングで、北欧専門旅行会社『北欧トラベル』がオンライン・ライブツアーを始めます。このオンライン・ライブツアーは1月から3月の毎月第4週の火曜日に北欧各国と中継をつなぎます。
初回は、ご存知の方も多いヘルシンキのカンピ地区にある日本人旅行客の強い味方のお土産屋さん『ノルディス』から皆さんおなじみのテロさんと雅子さんが登場します。



Oodi外観(写真提供:千葉)

★初めまして!北欧トラベルの第1回目のオンライン・ライブツアーは、1月25日(火曜日)です。20時になったらオンラインで現地へ向かいましょう!★

記念すべき1回目は、ノルウェーの首都オスロとフィンランドの首都ヘルシンキの特集です。それぞれの街の今の様子をご案内します。

■ノルウェー
まずは、オスロ市内にある昨年6月に新しく開館した公共図書館ダイクマン(Deichman bibliotek)。子供たちからお年寄りまで、みんなが楽しめる図書館です。
そして、おなじみのオペラハウスを経由して、昨年10月に開館したムンク美術館へ。スペインの建築事務所による前衛的なデザインの建物へ潜入します。

■フィンランド
ヘルシンキ中央駅近くのヘルシンキ中央図書館オーディ(Oodi)をご紹介。2018年12月にオープンし、2019年には公共図書館オブザイヤーを受賞しました。図書館としての機能だけでなく、市民のリビングルームをコセプトにデザインされた内部には、様々な設備が整っています。
皆さんの中には、昨年オンラインで開催された『北海道大学フィンランドディ』でOodiについての講演を聞き、興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。そんな方も初めて目にする方も、ぜひお楽しみに。

Oodi内部(写真提供:千葉)

Oodi内部(写真提供:千葉)


このツアーは事前にぶらりとする場所がわかっているので、今からガイドブックを広げて「この辺を歩くんだ」と思いを巡らせて当日を待つのも素敵ですね。次の北欧旅行が待ち遠しくなる1時間半になりそうです。
冬らしい北欧を暖かいお部屋で温かい飲み物と一緒にぜひ満喫してください。

Zoomを使える環境であれば北欧ファンの方でも北欧を知らない方でも、どなたでも無料で参加可能ですが、参加を希望される方が多い場合は期日(イベント開始の1時間前)を待たずに締め切ってしまう可能性もありますので、興味をもたれましたらお早めにご予約をお済ませください。
 →→→ https://hokuotravel-oslo-helsinki2022.peatix.com/view

※Peatixからチケットを購入後、自動返信メールを受け取った時点で予約完了となりますので、ワクワクして当日までお待ちください♪

また、ツアーで紹介されるノルディスの商品は、後日オンラインでご購入いただけます。気になったものがあればライブツアー中に質問することも出来ますので、扱っている商品を事前に予習しておくのも楽しみの一つとして、おススメです。
『ノルディス』を予習しておきたい方は、こちらからどうぞ。 →→→ https://friend.nordishelsinki.fi/

 

(情報提供:フィンランド語講座金曜上級サークル受講生 平松・大西・千葉)

 

次のフィンランド旅行はフィンランド語で!
2022年度フィンランド語講座入門コース詳細はこちら→2022年度フィンランド語講座入門コース受講生募集中

【無料バーチャルツアー】週末☆オン旅ショッピング♪inヘルシンキ♯7

フィンランド語講座金曜上級サークルでフィンランド語を学習中の平松さんと大西さんから、素敵なお知らせが届きました。

ヘルシンキのカンピ地区にある四つ星ホテル オリジナル ソコス プレジデンティ のお隣にあり、いつも優しい笑顔で日本人旅行客をホッとさせてくれる強い味方のお土産屋さん『ノルディス』が月に一度 『毎月第1金曜日の20:00〜20:45(日本時間)は、お家で楽しく北欧時間♪』 と題して、旅行会社フィンツアーとコラボするオンライン旅のお知らせです。

★2022年1回目のHAPPYオン旅は1月7日(金曜日)です。20時になったらオンラインでヘルシンキへ出発!★

今回は、お待ちかねの方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは福袋ならぬ ◆福チョコ◆ のご案内からスタートです。
皆さんの中にはお正月の福袋を楽しみにされている方もいらっしゃるかもしれませんね。フィンランドで福袋…という文化が根付いているのかは少々微妙ですが、ノルディスからはお得な ◆あけおめ福チョコ◆ が販売されます。どんな福が入っているのかは届いてからのお楽しみ…と言いたいところですが、オン旅にご参加される方は嬉しい情報をいち早く耳にすることができるかもしれません。2022年を素敵にスタートするためにもお見逃しなく!


そして、フィンランドの季節を感じられるもの、今流行っているもの、そしていつでも置いておきたい定番のものなど、おススメの雑貨や食材…などなど、毎月異なるテーマでフィンランドのプチ情報が現地から紹介され、楽しみにされている方も多い 『教えてノルディスさん!フィンランドあれこれ企画』 今月のテーマは、 ◆フィンランドの冬の暗さ〜After Christmas◆ です。
北欧は冬になると太陽が昇らない…という噂を耳にされたことはありませんか?類にもれず、地域によっては1日中太陽が昇らない極夜という状況になる時期もあるくらい、フィンランドの冬は暗く感じます。「暗い冬?」「太陽が昇らない?」なんて、日本にいるとなかなか実感がわかない方も多いのではないでしょうか?だからこそ、フィンランド人は冬をどう過ごしているのか、気になりますよね。クリスマスが過ぎ、「お正月はどんな過ごし方をしたのか?」「何を食べたのか?」「寒いだけじゃなく、暗い冬をどう楽しんでいるのか?」などなど、ガイドブックだけではわからないフィンランドをこのオン旅で知り尽くしませんか?
あえてクリスマス後のフィンランドへ行ってみたくなるかもしれませんよ?次のフィンランド旅の計画を立てるときの予習としても、ぜひどうぞ♪

ツアーのおまけ…ではあるものの、参加される方が多い ◆ノルディスさんとぶらりヘルシンキ◆ では、お隣のオリジナル ソコス プレジデンティ内をご紹介予定です。
泊まったことがある方は懐かしさがこみあげてくるかもしれませんし、まだ「ノルディスの隣にあるホテル」くらいな知識の方は、泊まってみたいホテル!に格上げされるかもしれません。お時間のある方はこちらもどうぞお楽しみに。


Zoomを使える環境であれば北欧ファンの方でも北欧を知らない方でも、どなたでも無料で参加可能ですが、参加を希望される方が多い場合は期日を待たずに締め切ってしまう可能性もありますので、ご興味がありましたらお早めにご予約をお済ませください。 
→→→ https://finnlivetour-nordis7.peatix.com/

※Peatixからチケットを購入後、自動返信メールを受け取った時点で予約完了となりますので、ワクワクして当日までお待ちください♪

また、ツアーで紹介される商品はオンラインで購入いただけます。事前に確認して、気になったものがあればツアー中の質問コーナーで画像でわかりにくかったことや使い方、そしてお菓子の味などのさまざまな疑問を解決できますので、気になる商品を事前に予習しておくのも楽しみの一つとして、おススメです。
『ノルディス』を知っておきたい方は、こちらからどうぞ。 
→→→ https://friend.nordishelsinki.fi/

 

(情報提供:フィンランド語講座金曜上級サークル受講生 平松・大西)