ブログ | フィンランド語講座
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Jumalan selän takana – 辺鄙なところに

ユッシ・ヌルミ(Jussi Nurmi)君

ヘルシンキ大学から北海道大学への旧留学生ユッシ君が、再来日しました。来春の北大大学院入学を目指すとのこと。合格すればさらに2年は札幌にいることになります。前回の留学中もフィンランド語のクラスにたくさん来てくれたので、今回も期待しています。

そのユッシを新千歳空港で迎えて札幌へ帰る車中、これも旧留学生でこの秋から浜頓別町の英語指導助手になったArmiのことが話題になりました。ユッシ曰く、浜頓別は「hempi」なところだそう。フィンランド語で話していて、突然のhempi。-mpiはフィンランド語の形容詞の比較級の語尾なので、「何の比較級?」と思ってしまいました。ユッシの使った語は「辺鄙」。何十年ぶりかで懐かしい言葉をフィンランド人の口から聞きました。

「辺鄙なところに」はフィンランド語でJumalan selän takana(直訳は「神の 背中の 後ろに」)、面白い言い回しだと思いました。KとΦ(=消える)の最も難しいkpt変化があるので、selän「背中の」という語を見たり聞いたりしたとき、辞書形がselkä「背中」となかなか気づきにくいと思います。

Nettaのお母さんが授業来訪してくれました

北大現代日本学プログラム3年のNettaのお母さん、Anuさんが水曜日の上級サークルに来訪してくれました。第2期と第3期のはざまということもあり、Anuさん滞在中の授業はこの水曜の授業だけ。他のクラスもあればぜひお呼びしたいと感じた素敵なゲストでした。

ホワイトボードの下がAnuさん

水曜サークル生は、日本語に不自由のないNettaの助けも借りながら、短いながらも有意義なコミュニケーションを楽しみました。

AnuさんはNettaが学部在学中の来年、あるいはNettaが大学院進学を果たせたら再来年の再来日を考えているそうです。フィンランド語の授業へもTervetuloa!

親子でW杯ラグビー観戦(札幌ドーム)

suoralento 直行便

新千歳―ヘルシンキ便先日地下鉄のガラスのドアに、写真のような広告が貼ってあるのに気づきました。多くの方がご存知かと思いますが、今年の12月15日から新千歳‐ヘルシンキの直行便が運航を開始します。運行スケジュールは以下の通りです:

 AY066 札幌・新千歳 11:35 →14:10 ヘルシンキ (月・金)
 AY065 ヘルシンキ 17:05 →9:00 札幌・新千歳 (木・日)

機材はエアバスA330-300型機を使用予定。まずは2020年3月27日までの期間限定運航ですので、搭乗率が悪ければ将来的にこの千歳からの唯一のヨーロッパ直行便がまた(昔のKLMオランダ航空同様)撤退ということにもなりかねません。そのようなことを避け、むしろ通年運航に持って行くためには、日本からの乗客数や搭乗率が大いに影響しそうだとのことです。

発着時間的にも、飛行時間の面でも道民にはとても便利なこのフライトをどんどん利用し、フィンランドの旅の計画を立ててください。蛇足ながらsuora「真っすぐな、直の」をsuolaと発音すると「塩」になってしまいますから注意です。

入門コース受講希望者が20名を超え、嬉しい悲鳴を上げています

4月3日現在、入門コース受講希望者は24名で、明日北海道新聞にも募集記事が掲載予定なので30名は超えそうです。

授業初日の4月11日は、私が非常勤を務める北海道大学でも初回授業があり、通常は定員30名のところ60~70名の希望者が出席することが多いです(抽選により2回目の授業から30名に減らされてしまいますが)。11日は長い一日になりそうです。英気を養い、授業の構想を練って初日に備えるとします。

こんな感じで英気を養ってます(春休みに長野県の某温泉で)

金曜初級コースの皆さんがテキストsuomea suomeksi 1を修了されました

金曜初級コースの皆さん10名が入門・初級用テキストsuomea suomeksi 1(「フィンランド語をフィンランド語で1」)を今年度最後の授業で終了されました(1名フィンランド旅行中のため欠席)。多くの皆さんが2017年4月に勉強を始められていますから、約2年かかっての快挙ということになります。Onneksi olkoon!

当日は火曜中級コース所属で金曜には復習も兼ねて来訪されている皆さん、そして留学生のSiiriとRonjaと修了を祝いしました。さあ今後も、4月からの中級コースで新しいテキストを使って、楽しく勉強を進めていきましょう!

修了式後の茶話会

今回テキスト修了された皆さんとゲストの留学生

2019年度フィンランド語入門コースを正式に開講します!

2019年度入門コース担当の水本秀明です。受講生募集に関して影響力がある新聞各紙の受講生募集記事はまだ掲載されていないのですが、主にこの語学講座HP経由で受講者が最低催行人数の8名を超えましたので、例年よりかなり早いこの時期に正式開講の運びとなりました

引き続き4月11日(木)の開講日まで新規受講生の募集を続けます。今年は日フィン修好100周年の記念すべき年ということで、入門コースの第一期・第二期の授業料が各10000円(会員特別料金)になっています(会員料金は通常13000円、非会員のステイタスで受講の場合は15000円)個人的には映画「かもめ食堂」がヒットした翌年の2007年度のように25名を超えるような新規受講者を目指しています。

授業担当者としては8~12名位が授業を行いやすいクラスサイズなのですが、それを大きく超える場合は、できるだけたくさんのフィンランド人ゲストを呼んで対応したいと思っています。

会場は中央区北2西7の「かでる2・7」を第一期の授業会場として確保しました(使用する部屋はその都度変わりますので、下記「受付セット」中の授業スケジュール、あるいは当日会場でご確認ください)。授業時間は19時~20時半(初回授業のみ受付業務等のため19:10~20:40)です。

入門コースに申し込まれた皆さんには、受講までにモチベーションを高めてもらい、また、当フィンランド協会の活動内容をよく知っていただいた上でぜひ会員になって(任意)いただきたいとの考えから、フィンランド(語)に関するさまざまな資料が同封された「受付セット」を郵便局のレターパックで送付しています。この「受付セット」は仮に受講取りやめとなった場合でも、送料を含め何ら諸費用は掛かりませんので、どうぞ私までご住所をお知らせの上、受講の申し込みを行ってください。

授業後も熱心な受講生の皆さんはゲストと交流
(金曜初級コース:ゲストは札大留学生のPetra)

正式開講後の受講申し込み・問い合わせは、講師の私に直接メールで連絡していただいた方が迅速に対応できるかと思います。アドレスは: akilapinhullu@yahoo.co.jp (水本秀明)です。
なお私事ながら3月19日(火)〜27日(水)の間札幌を離れていますので、この語学講座HPの「お問い合わせフォーム」をお使いいただければありがたいです。

4月11日の開講時に多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

 

授業担当:水本秀明

映画「雪の華」公開間近

フィンランド協会のHPや語学講座のトップの記事ではなんとなく気が引けるので、あまり人が見ていなさそうなブログにて。

今日になって初めて知ったのですが、映画「雪の華」が2/1より公開になります。ヘルシンキでロケしてるんですね。

http://wwws.warnerbros.co.jp/yukinohana-movie/

北海道地区では、札幌シネマフロンティアを始めとした11の映画館で上映されます。

 

フィンランドの新聞では「ILTALEHTI」にこの映画についての記事がありました。

https://www.iltalehti.fi/tv-ja-leffat/a/8f9a1b62-0086-412d-9e7b-376ffed793d2

 

今から13年前の2006年3月に「かもめ食堂」が公開されました。

その次の年には、30人を超える人がフィンランド語入門講座を受講してくれました。

この映画が、募集を開始した2019年度のフィンランド語入門講座の追い風となってくれたら良いなぁ、と思います。

2019年度フィンランド語講座入門コース受講生募集中!

pikkujoulu

明日はクリスマスですね。

語学講座では毎年、合同クリスマス会(pikkujoulu  参考日本語表記:ピックヨウル)を開催しています。 

jouluはフィンランド語でクリスマスのこと、そして12月はjoulukuu「クリスマスの月」なのです。

今年のpikkujouluは去る12月8日の夕方に開催しました。

今年は記録的に初雪が遅かった札幌ですが、12月に入った途端に寒波が襲来しました。

平年よりもずっと厳しい寒さ(一日の平均気温が平年より6℃も低い!)の中、受講生をはじめとした約40名の皆さんが参加してくれました。

 

各自が持ち寄った食べ物、飲み物がテーブルに並びます。


 

シナモンロールやjoulutorttu(クリスマスのタルト)は、参加者の手作り。


 

フィンランドで買い求めてきたコーヒーを淹れてくれる人も


 

水本先生が作ってくれるglogi(スパイスいりホットワイン)は毎年好評。リンゴジュースをベースとしたノンアルコールタイプもあります。


 

夜の帳が下り始める頃から始まったpikkujouluのお楽しみのひとつは、クリスマスプレゼント。毎年サンタさんと、あの「妖精みたいなもの」が、やってきます。

諸般の事情により写真をお見せできないのが残念ですが、今年はとても美しいサンタさんがやってきました。

 

かれこれ15年ほど続いている合同クリスマス会には、かつての受講生も顔を出してくれて、近況報告や思い出話しに花が咲きます。

今は受講していない旧受講生の皆さん、そして新しい年にはフィンランド語でも勉強してみようかな、という皆さん、

来年のpikkujouluでお会いできたらうれしいです。

フィンランド語は猫の言葉

NHKラジオ第一に「すっぴん!」という番組があります。

月~金曜日の午前中に放送されている、日替わりのパーソナリティと藤井彩子アナの二人が担当する番組です。

本日、作家の高橋源一郎さんが担当する金曜日の人気コーナー「源ちゃんのゲンダイ国語」で、「フィンランド語は猫の言葉」が取り上げられました。

https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/

から、「すっぴん! 2018年11月9日(金)放送」を選んで下さい。

11/16(金)の午後6時まで聞く事ができます。

 

 

helle フィンランドの猛暑は25℃以上

Juha君、時差ボケも解消していないうちに授業来訪、Kiitos!

19日の水曜語学サークルには、前日ふるさとRovamieniから帰ってきたばかりのJuha君がゲストとして来訪してくれました。フィンランドはhistorian lämpimin kesä(「歴史上もっとも暑い夏」)だったそうで、hellepäivä(「猛暑日」)が63日(彼の故郷ロヴァニエミかヘルシンキか聞き忘れてしまいました)もあったそうです。ただしフィンランドのhelleraja(「猛暑+境界」)は25℃なので、日本に比べれば10℃も低めの猛暑設定です。

動詞「涼しくなる」(viiletä(珍しいタイプⅥ)) ⇔ 「暖かくなる」(lämmetä(これもタイプⅥ、しかもmp:mmのkpt変化あり)、pakkanen(「氷点下の寒さ」)といった語彙も確認しました。また、helleのように-e終わり、あるいは子音終わりでkpt変化がある名詞・形容詞は、その変化がつかみにくいので要注意です。たとえば複数分格のhelteitäを見たり聞いたりしたときに辞書形がhelleであることをつかむのにはかなりの訓練が必要です。またこの名詞から派生した形容詞helteinen(「猛暑の、すごく暑い」)もlt:llのkpt変化が絡んでいますからhelleとの関連性がわかりにくくなっています。

中・上級レベルの語学サークル生には参考になった授業だったと思います。