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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

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varpunen (イエ)スズメ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時期スズメの姿が全く見えなくて心配していましたが、最近は家の近くでカラスを警戒しながら飛び回っているスズメを頻繁に見かけるようになりました。

GW明けのある日のこと。屋内にいると壁からガサガサと音がします。数年前の冬、ドブネズミ(rotta)が家に侵入したのを立て続けに2匹退治したことを思い出し、ちょっと気が重くなったのですが、どうも様子が違います。

寝室の換気口のある場所の近くからいつも音が聞こえてきます。外に出て見てみると、張り出している換気口の下部が壊れています。どうやらスズメがお宿にしているか、巣を作ってヒナをかえそうとしているようです。ありがたいことに夜は音は聞こえてきませんが、朝になるとガサガサ、あるいはそのうちバタバタと羽ばたきの音も聞こえてきました。聞こえてくる音は「チュンチュン」とか「ピーピー」ではなくて、少しかん高い「キーキー」といった声が中心です。その後、巣に出入りする親スズメの姿も目撃しました。間違いなしです。

一週間ほど前の朝、複数の羽ばたきの音を最後に、音はほとんど聞こえなくなりました(その後たまに仮の休憩所に使っているスズメを除くと)。外の換気口の下にはフンや巣の一部と思われるわらくずの塊が落ちていたので、ヒナたちは飛び立って行ったようです。高いハシゴがないと外の換気口の交換はできないので、今年程度の使用状況なら来年もスズメに貸してあげようと思っています。

フィンランド語ではスズメはvarpunen、日本で見かけるスズメより少し大型で、正式にはイエスズメのことのようです。日本のスズメはpikkuvarpunenというのが正しいようですが、varpunenで大丈夫でしょう。‐nen終わりの語ですから、「2羽のスズメ」はkaksi varpusta(単数分格)、「たくさんのスズメ」はmonta varpusta(単数分格)かpaljon varpusia(複数分格)です。

親スズメ?