2月 | 2021 | フィンランド語講座
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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

kunnon talvi 良い冬

さっぽろ雪まつりの国際雪像コンクールへも参加歴のあるVeijoさんの力作

少し長い引用なのですが、テキストsuomea suomeksi 1の22課に以下のような文があります。
Joulun jälkeen tammikuussa ja helmikuussa päivät ovat vielä melko lyhyet, mutta silloin on kuitenkin lunta ja silloin voi olla enemmän ulkona, vaikka onkin kylmää.「クリスマス後の1・2月は日(=昼間)はまだかなり短い、しかしその時期はは寒いけれども雪があるし、その時期はより多く外にいることができる。」

雪害に悩まされることも多い日本人にとって、雪は美しいものよりも厄介なものと考えることが多いかもしれません。日本人は「ホワイトクリスマス」を「そうなればロマンチックだし、クリスマス気分も盛り上がるし」位にしか考えていないかもしれませんが、フィンランド人にとって雪の全くないクリスマスはとても残念なものなのです。日の最も短い冬至の季節(=クリスマスの少し前)の、月も出ていない地面も真っ黒な夜を想像してみてください(特に田舎で)。一方満月で雪が積もっている夜なら明るさが、そして気分もまったく違います。

撮影:Ilpo Niskanenさん(Ouluで「白い桜の花のように見えましたよ」)

一方、テキストsuomea suomeksi 2の3課にはこんな文があります。
Vaikka ei minulla oikeastaan ole mitään talveakaan vastaan, jos on kunnon talvi, niin että on paljon lunta ja kova pakkanen.「でもたくさんの雪と厳しい氷点下の寒さがある良い冬なら、私は冬に対して実際のところ何も反対ではない(=文句はない)です。」

どんな天候不順の冬でも、冬至が過ぎればどんどんと昼間の長さが長くなっていきます。氷点下10度くらいまでなら赤ちゃんを日光浴に外に出し、氷点下20度位でも嬉々としてクロスカントリースキーを楽しむフィンランド人にとって、太陽の光は必須のもの、厳しい寒さは当然あり得るもの、そして最低クロカンスキーを楽しめるくらいの雪(もっとあってもよい)はぜひ欲しいものなのです。

2月14日の友達の日(ystävänpäivä)に送ってもらったメッセージやカードには、皆が判で押したように。今年は十分な雪があり、寒さも厳しい冬だと書いてきています。昨冬はラップランドのロヴァニエミ以南ではほとんど雪のないちょっと異常な冬だったそうなので、なおさらそう感じるのかもしれません。中央フィンランド・北部フィンランドでは氷点下20度、30度は当たり前、でも誰一人不平は言わず、「わざわざラップランドまでスキーをしに行く必要がないので大助かり」、「厳しい氷点下の寒さと雪を楽しんでいます」といったメッセージが並んでいました。

*写真はいずれもこの冬に撮影されたものです

 

北海道フィンランド協会関東支部のSNSアカウントを開設しました!

2021年4月から発足することとなった【関東支部】のFacebookページ・Instagramページを開設しました。

主催イベントのご案内や、関東圏のフィンランド関連スポット紹介・イベント参加レポートの他、フィンランド愛をつぶやいていきます。
(3月のイベント”Suomiお茶会”情報も掲載していますので、ぜひご覧ください。)

関東以外にお住まいの方、非会員の方のフォローも大歓迎です!応援よろしくお願いいたします!

Facebook→https://www.facebook.com/hokkaido.suomi.kanto

Instagram→https://www.instagram.com/hokkaido.finland.kanto/

 

北海道フィンランド協会 関東在住会員 鐘本智美・高井梨絵

北海道フィンランド協会Facebook担当者のご紹介

北海道書道展特選受賞作品

北海道フィンランド協会のFacebookをご覧になったことがありますか?

担当の赤間美夏さんは普段、通訳・翻訳のお仕事や英語の先生もなさっていますが、今年から本格的に書家として活動することになりました。

美夏さんは北海道羽幌町焼尻島出身の日本を代表する書家、中野北溟先生の愛弟子。
北海道書道展や毎日書道展など、多くの書道展で受賞されています。


毎日書道展入選作品

今ご覧いただいているフィンランド語講座のページをみて、お問い合わせやご購入いただいた方には特典等あり!

まずは下記赤間美夏さんのSNSをご覧下さい。

昨年国立新美術館に展示される予定が、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止の為に中止になってしまった作品もみられます。


赤間美夏さんのFacebookはこちら→Micalligraphy

 

赤間美夏さんのInstagramはこちら→micalligraphy_mika


北海道フィンランド協会のFacebookはこちら→北海道フィンランド協会Facebook

土曜中級サークル

初級コースを修了か、2年程度学習歴があるフィンランド協会の会員を対象としたコースです。

開講日時
土曜日 19:30~21:00
担当講師
片瀬康勝(北海道フィンランド協会理事)
使用テキスト
「suomea suomeksi 1 (フィンランド語をフィンランド語で1)」テキスト代:3,000円(税込)
受講料
1期10回 13,000円(会員料金)・・・直接講師への受講料支払いとなります
会場
Zoomを使ったオンライン授業
※当該サークルは講師主宰のサークルなので、お問い合わせは直接担当講師(p_runner@hotmail.com)までお願いします。
片瀬先生の授業

片瀬先生の授業(対面、北海道フィンランド協会事

Petra taas Sapporoon! ペトラ再び札幌へ!

フィンランドの郵便事情の悪さを反映してか、2月5日消印のハガキが数日前に届きました。2月14日のystävänpäivä「友達の日」に向けてのカードです。分かりやすい活字体で書いていますから初級コース以上の方は読むことができるでしょう。ウムラウト(äやöの上の..)の書き方が独特です。

少し難しいのは真ん中よりちょっと下のJos vain Japanin rajat aukeavat pääsisin huhtikuussa Sapporoon.「もし(jos)、日本(Japani)の国境(raja)たちが開き(辞書形aueta、タイプⅣ、k:Φの難しいkpt変化あり)さえ(vain)すれば、4月(huhtikuu)に札幌へ私は到着できるでしょう(辞書形päästä、タイプⅢ、pääsisinの-isi-は条件法[テキストss2の3課で履修])。」の文でしょうか。3行目のMinä sain hyväksynnän vaihto-opiskelijaksi…は「私は交換留学生(vaihto-opiskelija)としての承認(hyväksyntä、nt:nnのkptに注意!)を得ました(saada、タイプⅡ、過去形)」です。

2018-19年度にラップランド大学(ロヴァニエミ市)から札幌大学・札幌市立大学に留学していたペトラ・ヌルメラ(Petra Nurmela)が再び札幌へ戻って来そうです。今度は北海道大学への留学です。デザインやテキスタイルが専門のペトラが北海道大学で何を学ぶ予定なのか興味があります。ラップランド大学は現在日本全国に提携大学があると思いますが、再び北海道を選んでくれてとてもうれしく思います。小柄ながら、元気で明るいペトラの再来道を、大昔ラップランド大学に2年間留学した(一応)先輩として、楽しみに待っています。

ペトラ(左)、同時期北大に留学のサイヤと(2019年夏)

 

pisama ジャクランハン

音だけ聞いても「何のことだろう」、「漢字でどう書くんだろう」、「そもそも日本語?」と思ってしまう語ってありますよね。ジャクランハンは雀卵斑、漢字で書けばイメージが湧きますが「そばかす」のことです。知りませんでした。

最近はフィンランド語の単語が覚えられなくなったり、思い出せなくなったり、そのたびに辞書の助けを借りるのですが、何で突然そばかすが出てきたかというと、pisamaという語の意味が思い出せずに、調べたところ「雀卵斑、そばかす」だったのです。pisaraは「雫(しずく)」というのは覚えていたのですが、pisamaの方はすっかり忘れていました。

そばかすはシミの一種だそうですが、必ずしも敵視されずにチャームポイントになる場合もありますよね。一方加齢などを原因とするシミはすっかり悪者扱いされていますが、こちらはkesakkoが良いようです。

どちらの語も複数変化することが多いと思います。suomea suomeksi 1の26課(複数分格)と27課(複数属格)に関連しますが、pisamaの変化は比較的簡単で、pisamia(複数分格)、pisamien(複数属格)です。 いっぽうkesakkoは-kkoという語尾をしていることと、kk:kのkpt変化が絡むので大変厄介で、複数分格はkesakoita / kesakkojaのどちらか(前者の方がややポピュラーか)、複数属格はkesakoiden / kesakoitten(前者より口語的) / kesakkojenと3種もあります。複数分格と複数属格はkpt変化が関係する場合は通常強階程(=並びの左側、ここではkk)になるので、kが1つしかないkesakoitaやkesakoidenは大変例外的です。最後の部分はちょっと難解だったかと思いますが、よく使う語ではlaatikko(「箱、引き出し」)がkesakkoと同様の変化をします。

遊びでフィンランドを体験してもらいました

ユッシの雄姿

2月13日(土)、さっぽろ青少年女性活動協会主催の「あそびで体験!フィンランド」のイベントが東区モエレ沼公園内の、モエレ山(標高62.4m、東区唯一の「山」)と隣接するガラスのピラミッド内で行われ、北大大学院のシリヤとユッシに講師を務めてもらいました。

定員は15名。1月下旬に募集をかけたら近隣の小学生を中心にあっという間に定員を満たし、その後も多くの問い合わせがあったそうです。子どもたちだけでなく、ご両親がたにもフィンランドは親しみが持てる国になってきているようです。

小学生対象のイベントは初めてだと言いながら、両名はなぜこのラスキアイネン(Laskiainen、今年は2月16日)の時期にそりすべりをするのかという説明を要領よく行い、40分程度外で子どもたちと一緒に雪遊びを楽しみました、室内に戻った後子どもたちは、フィンランドから輸入したお菓子も食べながら、フィンランドの食べ物や給食などの食文化、オーロラやクリスマスの秘密について両名からの説明を聞き、スライドショーと動画に見入っていました。参観の保護者の方も大変熱心に両名の話に耳を傾けていました。

プログラムの最後には2レーンに分かれ、2チーム対抗のモルックを行いました。子どもたち全員が初めての体験でしたが、私が補助を行ったレーンは最後は50対49の大接戦で、子どもたちからも楽しかったという声を聞くことができました。主催者が関係する市内の児童会館で、今後備品として置けるかもしれないと朗報も聞きました。シリヤとユッシ、お疲れさまでした!

保護者も熱心に参観

シリヤの尻すべり

uusi haaste 新しい挑戦

この夏から数年の予定でフィンランドに赴任する関西在住のNさんの奥様Kさん、10歳で小4のD君、8歳で小2のW君に、先月末からフィンランド語の個人授業を行っています(3名一緒に受講)。中学生には指導経験がありますが、小学生向けの授業は初めてで、まさに新しい挑戦です。

お二人のお子さんは英語も習っているようなのでアルファベットには慣れており、通じるフィンランド語のための「ローマ字読み」は大丈夫ですが、文法用語は使ってもほとんど理解してもらえないので、どう嚙み砕いて説明するか苦労しています。

とはいえ、難解な文法用語は使わないでもフィンランド語のしくみがそれなりに理解してもらえれば、成人向けの授業にも役立てることができますし、興味と集中力をもって授業に参加してもらうために、休憩を設けたり、クイズやゲームの要素を取り入れることが必須で、これらも成人向けのクラス・個人授業に生かせたらと、頭を悩ませながらも新しいアイデアを捻出中です。

NHKラジオ第1の「ちきゅうラジオ」で「冬のフィンランド特集」を放送~聞き逃し配信中~

冬のフィンランド特集

2021年4月から始まるフィンランド語講座入門コース担当の水本先生から、「ちきゅうラジオ」で「冬のフィンランド特集」を放送~聞き逃し配信中~のお知らせです。

2月14日(日)20時まで聞き逃し配信中です。
https://www4.nhk.or.jp/gr/33/
の「2月7日(日)の聞き逃し配信」午後5時台、午後6時台をそれぞれクリックするだけです。


タンペレ出身でフィンランド大使館商務部勤務のNoora Sirolaさんをスペシャルゲストに、公衆サウナの本を最近出版したユヴァスキュラ在住の小林あやなさん他、現地からもサウナ文化や冬のスイーツの話題が満載です。

番組詳細はこちら→ちきゅうラジオ

erittäin hieno suomalainen (koivu)shampoo すごく素晴らしいフィンランドの(白樺)シャンプー

入浴時にフィンランド気分を味わおうと思いたち、相当前に確かセレクトショップVaasäさんで購入した青(sininen)、と前回のフィンランド旅行時に購入した緑(vihreä)のシャンプーを使い始め、青をちょうど使い切りました。

昔は青のボトルしかなかったと記憶しているのですが、一番下にkaikille hiuslaaduille (kaikki「すべての」、hius/laatu「髪/質」へ/用)と書いてあり、緑の方はmieto ja hellä「マイルドで繊細な」と記されています。

フィンランド語は語頭に子音が二つ並ぶことはないので、外来語のシャンプーもsampooと書き、「サンポ―」のように発音していましたが、語頭に2つ、あるいは3つ子音が並ぶこともよくある英語に特に若い世代が慣れたせいか、標記もshampoo、またフィンランド語には本来ない「シャ、シュ、ショ」のような発音を苦にしない人が多くなったようです。外来語もstrategia「戦略、ストラテジー」のように子音が3つ続けたまま借用するような例も増えてきました。

私は田舎に知人が多いので、田舎の年配の方々がtraktori「トラクター」をraktori「ラクトリ」のように発音しているのをよく聞きました。

hienoは英語のfineにあたる形容詞で「素晴らしい」の意味でよく使いますが、英語のfine同様「きめの細かい」という意味もあり、hieno/sokeriなら「粉/砂糖」の意味です(参考:「角砂糖」はpala/sokeri、palaは「小片、かけら、塊」の意味)。