syreeni/sireeni ライラック
5月31日(kolmaskymmenesensimmäinen toukokuuta、あるいはtoukokuun kolmaskymmenesensimmäinen)。明日から6月(kesäkuu「夏の月」)ですね。今日は恩師のSeijaさんの誕生日でもあります。Paljon onnea!「おめでとう!」
「小・中学校は6月1日から(8月上旬まで)夏休みだったので、終業式と重なることの多い誕生日が楽しみでした。」とセイヤさんはよく言っていました。
5月の花というと札幌市の市花(kaupnginkukka)でもあるライラックが個人的には浮かびます。5月下旬のさっぽろライラックまつりも中止になってしまいましたが、札幌では庭木として植えられていることも多く、家の周りを散歩していると満開の花をよく見かけます。しかし花期もそろそろ終わりですね。
ライラックはフィンランド語ではsyreeniあるいはsireeniどちらでもOKですが、後者には「サイレン」の意味もあります。このように稀にですが、どちらの綴りでもOKという語がたまにあります。フィンランド語のtoissapäivänäが日本語では主に「おとつい」派と「おととい」派に分かれ、でもどちらでもOK、というのに少し似ているかもしれません。
他にはフィンランド人の好物「リコリス」もlakritsiとlakritsaのどちらもOKです(スラングはlaku)。
注意するのはruoka「食べ物、食事」の格変化した場合です。この語は私が授業でいつも言っている最も難しいkpt変化、すなわちk:Φ[消える]の変化を持つ語です。したがって単数属格「食べ物の、食事の」はruoanとなります。このuoaという母音の3連続はkが消えることによって生じたわけですが、フィンランド語は基本的にできるだけ母音の3連続を避けたい言語なので、当該部分は多くのフィンランド人が[u:a](カタカナ書きだと「ウーア」)と発音しています。最初のうちは「ルーアン」という音を聞いて、あるいはruoanという綴りを見て、辞書形のruokaが思い浮かばないので苦労します。
フィンランド語は綴りと発音がほぼ一致しているのが「売り」なので、「ルーアン」という発音に合わせて、ruuanと表記することも許されてます。こちらの方は綴りを見た時にruokaとはより気づきにくくなっています。
最後に。出だしの『「31日」の序数、長すぎ!』と思われた方、発想を柔軟に!toukokuun viimeinen päivä「5月の最後の日」と言えば楽でしょ。



今日は母の日、フィンランド語ではäitienpäivä、äitienはäiti「母」の複数属格(テキストss1の最終27課で履修)、つまり正確には「お母さんたちの日」ということになります。フィンランド、日本を含め世界的には5月の第2日曜日が母の日という国が多いようですね。
同日午後3時。今度はMaijaが息子のJussi(MaijaとAnttiの間)の家族、娘(Jussiのお姉さん)のLeaの家族を招待し、母の日のお祝い第1弾スタートです。別なオーブン料理やケーキ、右奥には木の葉型のカレリアパイ(karjalanpiirakka)などが見えます。私も手前の空いている席でご相伴させていただいており、コーヒー右の皿にはこれから食べようするカレリアパイが1つ載っています。その背後の小鉢に入っているのは、カレリアパイのトッピング、卵バター(munavoi)でしょう。小さな子どもたちは腹ごなしに外で遊んでいます。
同日午後6時、Salmela一家と私は車で30分ほど離れたSirkkaの両親(写真両端、花の隣に座るSirkkaのお母さんはやはり着飾っています)宅で、母の日のお祝い第2弾を迎えています。またまたケーキとカレリアパイ、お菓子類。私は甘いものはそんなに量を食べられないので、ほんのちょっとご相伴といった形ですが、Salmela家のみんなは胃袋をリセットしたかのようにケーキをほおばり、私にもお代わりを勧めます。その後午後8時半から9時頃に帰宅後、皆で夕食を食べたはずです。お腹には大変な、しかしとても楽しい掛け持ちの午後でした。
