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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

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junamatka 列車の旅

只見駅で

只見町内で

この冷たい蕎麦が絶品、コゴミの漬物はサービス!

昔は飛行機(lentokone)の旅が嫌いだった(怖かった)ので鉄道の旅が大好きでした。鉄ちゃんや鉄子という用語が生まれる前から、鉄分多めだったと思います。

GW前半の東北の旅、数十年ぶりに新潟の小出と福島の会津若松を結ぶ只見線に乗って夏のような陽気の一日を楽しんできました。2011年の東日本大震災から4か月後の豪雨で鉄橋が流されるなどして11年間も不通区間があった路線で、一昨年の秋に奇跡的に全線開通しました。学生時代に新潟県の区間を冬に、そして確か雪のない季節にも一度全線利用したはずなのですが、あとの方の旅についてはほとんど記憶がありません。

小出から奥会津の只見へ、只見で2時間強の乗り換え時間に駅周辺を散歩して、駅前でおいしい蕎麦を食べてから、トロッコ車両の「風っこ」に乗り込みました。

11年間もの長い不通の後、よくレールが一本に再びつながったものです。鉄道網がすっかり歯抜けになってしまい、フィンランド協会の支部もある名寄から稚内までの宗谷本線さえ廃止論議が出ている(JR)北海道では考えられないような復活劇です。六角さんの「ディーゼル」を口ずさみたくなるような、新潟側の素朴な田園風景、福島側の川沿いの美しい景色が楽しめた旅でした(歌に出てくる海岸線は走らないけれども)。紅葉の季節もきれいなんだろうなあ。

 

「風っこ」号車内

只見駅停車中の「風っこ」号