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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

karisma カリスマ

karismaはKaisa Häkkinen教授の『現代フィンランド語語源辞典』によれば、ギリシャ語のkhárisma(「(神が下さった)才能や天賦」)を語源とし、この語がフィンランド語に入ってきた1900年代初頭は語源の持つ意味で使われていましたが、次第にドイツ語やスウェーデン語が提供する現代的な意味に変質していったとのこと。

写真のKharismaはスウェーデンのメーカーのコーヒーですが、知人のMinnaのご主人Mattiの一押しのコーヒーで、お土産に真空パックを一つ買ってきて飲んでみました。Hyvää!美味しいです!フィンランドでは中規模以上のスーパーならどこでも売っていますので、ぜひ試してみてください。

Ö, ö, hö-ö… 島、島、干し草の島…

8月28日再訪時のKoli

Öはフィンランド語でも使われるアルファベットですが、これはフィンランド語ではありません。夏休みでTurkuに滞在中、元留学生のMikaの友人から教えてもらったスウェーデン語の一節です。スウェーデン人が、自分たちの言語がフィンランド語に比べてどれだけシンプルか自慢する時のフレーズとか。

スウェーデン語、フィンランド語、日本語の順に並べてみます。大文字小文字やカンマの入り方など、標記に小さな間違いはあるかもしれませんが、発音や意味は間違っていないと思うので、ご勘弁のほどを。

【瑞語】
Ö, ö, hö-ö,
Hö-ös vackra mö.
【芬語】
Saari, saari, heinäsaari,
Heinäsaaren kaunis morsian.
【日本語】
島、島、干し草の島
干し草の島の美しい花嫁。

Öは口をしっかり丸める(⁼円唇母音)oとeの中間の音でした。

Koli (osa 1) コリ国立公園(その1)

Koliの船着き場

個性的なPetraの家族と叔父さん(中央)

フィンランド随一の景勝地との呼び声も高いKoliはJoensuuからさらに北へ60㎞ほどの場所にあり、車がないとなかなか訪れるのが不便な場所なのですが、夏のフィンランドを訪れる機会があれば、ぜひ訪れてほしい場所です。

私は幸運にも今年の夏の旅行で2回訪れることができました。まずはパート1(いつパート2が紹介できるか確かではありませんが、いつか後日)として7月29日のKoli訪問から紹介します。元留学生のPetraの弟Joonasが運転する車で、Koliの船着き場へ。仕事を早く切り上げて別の車で船着き場へやってきたPetraの両親、叔父さんも合流、15時の出発に間に合い、好天の中ミニクルージングを楽しむことができました。月曜日ということもあって船内は込み合っておらず、ビールを飲みながら美しいPielinen湖とそこに浮かぶ島々を眺め、おしゃべりを楽しみことができました。

ミニクルージングのあとは再度車で移動し、駐車場からKoliの最高地点までケーブルカーと徒歩で上ります。こちらは相当多くの観光客がいましたが、それでも多くの画家や音楽家にインスピレーションを与えた美しい景色をゆっくり楽しむことができました。最後の写真はヘルシンキのアテネウム美術館で開催されていた展覧会での、私も大好きな画家のエーロ・ヤルネフェルト(Eero Järnefelt)の描いた100年ほど前のKoliの風景です。