*

フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

Home

tulivuori 火山

道東、川湯温泉近くの硫黄山(2022/8/25)

自分の持っていないものに憧れたり興味を抱く、人間ってそういう傾向がありますよね。自分の国にはない火山、ほとんど起こることのない地震、その他津波、台風などに興味を持つフィンランド人は多いので、それらをフィンランド語で何と言うか知っていると便利です。

まず第1弾としてtulivuori「火山」から。tuli「火」とvuori「山」の基本単語の組み合わせで、日本語と同じ発想の複合語、英語のvolcanoに比べてなんと分かりやすい発想なことか。

vuori「山」は格変化、特に単数分格の変化に注意する語で、単数属格はvuoren複数主格はvuoret、「たくさんの火山」と言いたい時は、monta vuorta(単数分格)かpaljon vuoria(複数分格)です。複数はほとんどの格が辞書形と同じvuori-からの変化となりますが「山々の」を表す複数属格はvuorien(第1属格)に負けず、vuorten(第2属格)もよく使われます。