Tsugaru – kulkija käy kotona 『津軽』- 放浪者家に帰る | フィンランド語講座
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Tsugaru – kulkija käy kotona 『津軽』- 放浪者家に帰る

私にしては非常に稀有のことなのですが、4月27日の「ブログ」欄でやってみようかと表明した、太宰治著『津軽』のフィンランド語版をGW中に実際に読了することができました。分からない単語や表現、忘れてしまった語など山ほどあるのですが、原書で何度も読んだことがあるおかげで、蟹田でのSさんの接待ぶり、竜飛の旅館での親友N君との一夜、小泊での元子守のたけとの再会などの有名な場面を思い出しながら読むことができました。

日本独特の風習や食べ物など、訳者のKai Nieminen氏はさぞフィンランド語訳に苦労したことと思います。訳書の最後には10ページほどの説明部分があり、日本の旧国名、歴史上の人物、フィンランドではポピュラーでない食べ物などについて解説が加えられています。特に最後に注目して、数語を紹介します。

アンコウ(鮟鱇) krotti
ワラビ(蕨) sanajalka
ゼンマイ(薇) röyhysaniainen
フキ(蕗) ruttojuuri
ウド(独活) ruoka-aralia
ナメコ(滑子) pyökinkantosieni

フィンランド語も知らなかったり忘れてしまっていた語ばかりですが、蕗と独活以外は漢字でも書くことができず、日本語の難しさと、そして奥深さを感じました。