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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

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pyörätuolirugby 車いすラグビー

母島にて

私のささやかな夏休み(kesäloma)も昨日で終了、今日からまたクラス・個人授業とも通常のスケジュールで、授業開始です。

夏休みってあっという間に終わってしまいますね。一昨年の小笠原諸島への旅行のように、自分のいる環境を大きく変えて気分転換を図るということができなかったのは、コロナ禍の中とはいえ残念でした。でも畑仕事(peltotyö)は結構頑張ったので、しっかり日焼けしました。

夏休み後半は高校野球やパラリンピックを、かじりつくほどではないですが、結構熱心に観戦していました。

車いすラグビー(pyörä「ホイール」+tuoli「イス」+rugby「ラグビー」)、本当に面白いですね。元々若い頃はラグビーを見るのが好きで、本州在住の一時期は、毎年1月に(旧)国立競技場で行われていた日本選手権を数年続けて見に行ってました。オールドファンしかわからないかと思いますが、新日鉄釜石の黄金時代でした。

車いすラグビーは通常のラグビー以上に「分業」と「協力」というのを感じるのと、女性も参加できるのが本当にいいですね。今回の銅メダルを悔しく思っている選手も多いと思いますが、心を動かされるプレーが多かったです。3年後のパリ大会では一層良いプレーを見せてくれることを期待しています。

ラグビーはフィンランド語でもrugbyと綴りますが、発音は[ragbi]のようになります。この語に含まれている母音はu(後舌母音)とy(前舌母音)、フィンランド語学習中の方はお気づきだと思いますが、オリンピック(olympialaiset)同様、「母音調和」に反している語です。したがって多くの文法格では2種の格語尾が許されており、たとえば「~の中に/で」を表す内格-ssAでは、①発音に基づいてrugbyssa、②語末の前舌母音にハーモニーさせてrugbussäのどちらの綴りも可能です。