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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

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helle フィンランドの猛暑は25℃以上

Juha君、時差ボケも解消していないうちに授業来訪、Kiitos!

19日の水曜語学サークルには、前日ふるさとRovamieniから帰ってきたばかりのJuha君がゲストとして来訪してくれました。フィンランドはhistorian lämpimin kesä(「歴史上もっとも暑い夏」)だったそうで、hellepäivä(「猛暑日」)が63日(彼の故郷ロヴァニエミかヘルシンキか聞き忘れてしまいました)もあったそうです。ただしフィンランドのhelleraja(「猛暑+境界」)は25℃なので、日本に比べれば10℃も低めの猛暑設定です。

動詞「涼しくなる」(viiletä(珍しいタイプⅥ)) ⇔ 「暖かくなる」(lämmetä(これもタイプⅥ、しかもmp:mmのkpt変化あり)、pakkanen(「氷点下の寒さ」)といった語彙も確認しました。また、helleのように-e終わり、あるいは子音終わりでkpt変化がある名詞・形容詞は、その変化がつかみにくいので要注意です。たとえば複数分格のhelteitäを見たり聞いたりしたときに辞書形がhelleであることをつかむのにはかなりの訓練が必要です。またこの名詞から派生した形容詞helteinen(「猛暑の、すごく暑い」)もlt:llのkpt変化が絡んでいますからhelleとの関連性がわかりにくくなっています。

中・上級レベルの語学サークル生には参考になった授業だったと思います。