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presidentinvaali(t) 大統領選挙

決選投票前日、Arabiaのデザイン美術館前の公園

2月は私にとっては稀有なヘルシンキ出張(現地滞在実質4日間)、その後のW杯男子ジャンプ(札幌大倉山競技場)の手伝いなどイベントが続き、それらのために休講にした授業の振り替えなどでまだあたふたしています。

ヘルシンキ滞在中の10日に大統領選の決選投票がありました。投票率は約70%(直接投票)、新大統領となるAlexander Stubb氏の得票率が51.6%、対抗馬のPekka Haavisto氏の得票率が48.4%と大接戦でした。決選投票前にはHaavisto氏がかなりの追い上げを見せており、決選投票があと1週間遅かったらHaavisto氏が新大統領になっていたかもしれません。

投票日の日曜日はヘルシンキもマイナス15度近い冷え込み、内陸部はもっと冷え込んだ地域もあったようで、これが投票率に影響を与えた可能性もありそうです。

私が感心したのは、日曜日の午後10時頃にはすでに開票率100%になっていたこと、そして日本ではありえない、無効票の内容の一部がすぐに翌日の紙面に写真入りで紹介されていたことです。決選投票には進めなかった候補者名の他、「ドナルト・トランプ」、「ドナルドダック」、投票用紙に自分の意見や詩を書いている有権者もいました。1回目の投票に比べると無効票の割合は増えたそうです。

現地で知人がStubb氏の顔写真を拡大してビアスの穴の跡を示しながら「フィンランドでは男性のピアスも別に問題ないけど、大統領候補ということで、一応外して写真撮影したかな」とコメントしていました。