Fjodor Dostojevski (1821-1881) ドストエフスキー
今年はロシアの文豪ドストエフスキーの生誕200周年、11月11日生まれということもあって、最近さまざまな記念行事が国内外で行われ、再度この文豪に光が当てられているようです。
私はドストエフスキーは、「罪と罰(Rikos ja rangaistus)」と「カラマーゾフの兄弟(Karamazovin veljekset)」くらいしか読んでいませんが(もちろん日本語で)、なぜか数年に一度、しかも忙しい時に、「カラマーゾフの兄弟」を無性に読みたくなる時があります。
昔はドストエフスキーには全く興味がなかったのですが、ロシアのカレリア共和国で知り合い、その後サンクトペテルブルクに引越したドミトリー(奇しくも「カラマーゾフの兄弟」の長男と同じ、とはいえロシアではポピュラーなファーストネーム)に「罪と罰」の舞台の一つ、主人公のラスコーリニコフが老婆を殺害したアパート(と信じられている場所)に連れて行ってもらってからとても興味が湧き、同じサンクトペテルブルク滞在中に、ドストエフスキー文学記念博物館(文豪が最後を過ごしたアパート)も訪れました。あれからもう10年以上経ちました。サンクトペテルブルク(フィンランド語でPietari)はまた訪れてみたい街です。