ukonhattu トリカブト
物騒なタイトルですが、こういういきさつです。今週火曜日に来道中のオルパナ駐日フィンランド大使夫妻に随行して白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れる機会があったのですが、そこでアイヌの人たちは狩猟の際にトリカブトの毒を使っていたという説明があり、そういえばトリカブトはフィンランド語でなんだっけ、10年くらい前に札幌の八剣山の麓で見かけた時に留学生に聞いた覚えが、でも忘れてしまった、と考えていた時に、一緒にいたSiljaがトリカブトはukonhattu(ukko「おじいさん」の+hattu「帽子」)だよとちょうど切り出してくれたので、思い出したという次第です。
キンポウゲ科トリカブト属のトリカブト(学名:Aconitum)は英語ではたとえばmonkshood(「僧侶のフード(かぶりもの)」)のように呼ぶそうですね。「毒」はmyrkky、「有毒な、毒のある(形容詞)」はmyrkyllinenと、どちらも発音しずらい単語ですが、知っていると便利な語だと思います。