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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

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mustikanpoiminta ブルーベリー(mustikka)狩り

先日伊達市大滝区へ数名のフィンランド人、及び畑を借りているメンバー数名とブルーベリー狩りに出かけました。ブルーベリーの木は、私たちと同じく大滝の藤田さんから畑を借りている協会員の酒井恵真先生のものなのですが、今年は出来がよかったので、少し取っていって構わないよ、ということになったのです。

酒井先生のログハウスOLOSのロフトで、札幌の残暑の中とは違い、しばらくぶりに涼しい部屋でぐっすり眠れた女性陣は、雨の中、嬉々としてブルーベリー採りに励んでいます。SiljaはAntero Raimo & Ovetのそのものズバリmustikanpoiminta「ブルーベリー狩り/摘み」をスマホでかけながら、Ronjaは「私なかなか採るの上手でしょ。え、あなた、それしか取れてないの?」と軽口をたたきながら、Siiriは「収穫したブルーベリーについて「獲物」という言葉を使える?」と日本語のことも考えながら、といった調子です。

ヘルシンキ郊外でもこの位はすぐに採れます(2017年夏)

フィンランドの野生のブルーベリーは低灌木ですから、地表から20-30cm位のところに実がなっています。腰をかがめなければならないので、栽培されている日本のブルーベリーのほうが取りやすいとは思いますが、短時間のうちに、皆かなりの「獲物」を手に入れ、汗を流しに温泉へと向かっていました。

数日後Siljaが作ったブルーベリーパイ(mustikkapiirakka)のおすそ分けをもらいました。「バターがなかったからココナツオイルで作ってみた」と言ってましたが、大変美味でした。今年はフィンランドでもブルーベリーが大豊作のようで、コロナ禍で夏をフィンランドで過ごせなかった私の先生のSeijaさんからも:Siskot kirjoittivat, että Suomessa on ollut tosi hyvä mustikkavuosi.「フィンランドでは本当に良いブルーベリーの年になっている、と妹たちが手紙を書いてきました」とハガキが来ました。