水本 秀明(みずもと ひであき)
- 生年月日
- 19××年9月27日
*私と私の先生の川上セイヤさんの年齢を尋ねたり推測することはタブーとなっています(笑) - 出身
- 札幌市
*本州に8年、フィンランドに2年住んでいたことがありますが、基本的には生まれも育ちも札幌です - 趣味
- 昔は旅行、今はだれにも邪魔されずフィンランド語の文法をちまちま考えること 古武道(全然上手になりませんが20年くらいやってます)
- 好きなもの
- 酒(各種)、蕎麦、休まずに来る(orちゃんと連絡して休む)生徒さん
- 嫌いなもの
- スマホ・携帯(持っていません)
フィンランド(語)とのかかわり(話せば長くなるので頑張って要約します)
私がロマンチックな大学生だったころ、北欧アイスランドで撮られたある写真を見て、ぜひこの国に行ってみたいという熱情にかられました。
当時はアイスランドへ行く方法は(インターネットもなく首都圏にも住んでいなかったので)わからず、ともかくロンドンへ行けばアイスランド行きの飛行機はあると踏んで(実際あった)、3か月半ほどのヨーロッパ放浪へと出かけました。
アイスランドには約1か月滞在し(予想通りの美しい国でした)、北欧の他の国々へも旅行したいと思ったのですが、当時アイスランドは世界でも有数の物価の高い国で、ユースホステルと周遊用のレンタカー(Fiat Uno)の中で寝て節約しても残金は少なく、秋から冬に旅行したこともあって物価が安く温暖なスペインやポルトガルで残りの旅行期間の大部分を過ごしました。
その後フィンランドには全く縁はなく大学卒業(上記放浪のせいで卒業が2年遅れた、ということになっています)、首都圏で就職したのですが、人は多すぎるし夏の暑さにも耐え難し、ということで札幌に帰ってきました。
ある日北海道新聞で「フィンランド語講座開講」という小さな記事を見つけ、フィンランドは大学時代に行けなかった北欧諸国の一つである、どんな国だろうという単純な考えから受講の申し込みをしました。
初めての授業へ行ってびっくり。講師の川上セイヤさんは、昔同じ団地に住んでいて乳母車を押している姿をよく見かけたことがありました。名前も国籍も当時知りませんでしたが、すらりと伸びたストレートの金髪や遠目に見る顔立ちから「アメリカ人ではないな」と推測していました。
受講時はセイヤさんの団地にはもう住んでいなかったのですが、家が近いこともあって、アウトドア好きのセイヤさんや他の生徒さんたちとハイキングや山登りに一緒に行って、(授業時よりもむしろそんな場で)どんどんフィンランドのこと、フィンラン ド語のことを教えてもらいました。授業後もいつも皆でビールを飲みに行ってました。
2年間ロヴァニエミ(サンタクロース村がある北極圏の町)のラップランド大学へ私費で留学し、北欧の少数民族サーミの中の「イナリサーミ」という小さなサブグループの消滅の危機に瀕しつつある言語「イナリサーミ語」がどのように家庭や学校で使われたり指導されているかに特に興味を持ちました。
留学後、おもに文法の説明などでセイヤさんのアシスタント役を数年務め、2000年ころから、セイヤさんが春から秋をフィンランドで過ごすことになったのに伴い、彼女が不在の期間にメインの講師として指導に当たるようになりました。
昔の生徒さんで、北海道大学に勤務している土本 光一さんの推薦で、2006年から北大で非常勤講師としてフィンランド語を教えることができるようになり、こちらも20年近く経ちました。
みなさんよろしくお願いします!(ちなみに、こういう言い回し・発想はフィンランド語にはなく、翻訳不能)