Karjala カレリア(地方)
前回の投稿から4か月近くも間が空いてしまいました…
今年の夏は7週間フィンランドを訪れ、昔からの友人や元留学生などたくさんの知人に会うことができました。
今回の旅の前に、今まで訪れたことのない場所の中で、ぜひ行ってみたいと考えた場所が3カ所ありました。カレリア地方にあるKoli国立公園、オーランド(Ahvenanmaa)、それからこれはノルウェーなのですが、ブゲイネス(ノルウェー語でbugøynes、フィンランド語でPykeijä)という漁村です。オーランドは残念ながら今回訪れる時間がなかったのですが、他の二つの場所は訪れることができ(Koli国立公園は2回も)、天候にも恵まれて散策や遊覧船の旅を楽しむことができました。なぜPykeijäを訪れたいと考えたかは別の機会に言及したいと思います。
カレリア地方はこれまで中心都市のJoensuuとRääkkyläという小さな町以外はほとんど訪れる機会がなかったのですが、元留学生で現在ラップランド大学の芸術デザイン学部で研究を続けているPetraがJoensuu郊外に実家があることもあり、こちらに泊めてもらいながらKoliも含めあちこちへ連れて行ってもらいました。またこれも元留学生(25年以上前になりますか)のKatjaがJuukaという小さな町に住んでおり、こちらにもお世話になりながら再度Koliを含め、カレリアらしい場所に連れて行ってもらいました。
今回はKoliを除き、カレリアらしい風景を二つ写真で紹介します。森と湖、緑のボートの写真は7月27日撮影(Joensuuから50~60㎞はなれた田舎)、干し草の方は8月26日撮影(Juuka)です。干し草の写真の方は北海道シベリウス協会の会長さんで古い知り合いでもある駒ヶ嶺ゆかりさんがえらく気に入ってくれ、シベリウス協会の会報用にこの写真を使いたいと連絡をいただきました。何がカレリアらしいのかと尋ねられても、ちょっと困るのですが、写真のような素朴な景色の中で、時には蚊と闘いながら、しかしのんびりと長い夏の一日を過ごすのは最高の贅沢の一つだと個人的には感じています。