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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

äitienpäivä (viisitoista vuotta sitten) 母の日(15年前の)

今日は母の日、フィンランド語ではäitienpäivä、äitienはäiti「母」の複数属格(テキストss1の最終27課で履修)、つまり正確には「お母さんたちの日」ということになります。フィンランド、日本を含め世界的には5月の第2日曜日が母の日という国が多いようですね。

古い写真を眺めていたら、15年前の母の日(2005年5月8日)に最も古い友人のJussi Salmela宅にお邪魔していたことに気づきました。何枚かの写真とともにSalmela一家の多忙な「母の日」をレポートします。

日曜日午後1時40分。JussiとSirkka(写真右端)は100mほど隣に住んでいるJussiの両親Antti(残念ながら亡くなってしまいました)と今日の主役でもあるMaija(着飾っています!)を昼食に招待、サラダやオーブン料理などが見えます。Sirkkaは娘のRonjaにもご飯を食べさせなくてはならず大忙しです。私も昼食をご相伴させていただいています。

同日午後3時。今度はMaijaが息子のJussi(MaijaとAnttiの間)の家族、娘(Jussiのお姉さん)のLeaの家族を招待し、母の日のお祝い第1弾スタートです。別なオーブン料理やケーキ、右奥には木の葉型のカレリアパイ(karjalanpiirakka)などが見えます。私も手前の空いている席でご相伴させていただいており、コーヒー右の皿にはこれから食べようするカレリアパイが1つ載っています。その背後の小鉢に入っているのは、カレリアパイのトッピング、卵バター(munavoi)でしょう。小さな子どもたちは腹ごなしに外で遊んでいます。

 

 

同日午後6時、Salmela一家と私は車で30分ほど離れたSirkkaの両親(写真両端、花の隣に座るSirkkaのお母さんはやはり着飾っています)宅で、母の日のお祝い第2弾を迎えています。またまたケーキとカレリアパイ、お菓子類。私は甘いものはそんなに量を食べられないので、ほんのちょっとご相伴といった形ですが、Salmela家のみんなは胃袋をリセットしたかのようにケーキをほおばり、私にもお代わりを勧めます。その後午後8時半から9時頃に帰宅後、皆で夕食を食べたはずです。お腹には大変な、しかしとても楽しい掛け持ちの午後でした。

 

「父の日」isänpäiväは日本を含む多くの国が6月の第3日曜日、一方デンマークを除く北欧諸国とエストニアは11月の第2日曜日、すなわち「母の日」から半年後に祝います。isänはisä「父」の単数属格(ss1の5課で履修)、つまり「(一人の)お父さんの」で、なぜ「お父さんたち(の日)」と複数で表現しないのかが不思議です。

voitonlaukka ギョウジャニンニク(アイヌネギ)

今日は、来週から始まるZoomを使った担当コースのテスト送受信・補習のスケジュール作りや連絡でずっとPCの前にいるので、このブログ欄は小ネタで済ませることにします。ご勘弁を。

ウポポイ(白老町のアイヌ文化復興拠点)の開業が再延長されると新聞紙面に出ていました。個人的にアイヌ刺繍家の方(残念ながら亡くなってしまいましたが)と交流があったり、元アイヌ民族博物館館長の中村齋(いつき)先生がフィンランド協会の重要なメンバーだったりしたので、開業を心待ちにしていたのですが残念です。気持ちもリセットして開業を待つことにします。

北海道ではおなじみの山菜ギョウジャニンニク(学名Allium victorialis)、通称アイヌネギをフィンランド語で何と言うかシリヤに教えてもらいました。voitonlaukkaだそうです。知りませんでした。laukkaは古いゲルマン語系言語からの借用でネギ属の植物のこと(英語ならleek)、voitonはvoitto「勝利」の属格、つまり「勝利の」、「勝利のネギ」というわけです。英語ではギョウジャニンニクはvictory onion(他にAlpine leekなど)と言うそうなので合点がいきました。

畑を貸してもらっている伊達市大滝区で山に入らなくてもアイヌネギが採れる場所を教えてもらったので、コロナ禍がなければ採りに行きたいところなのですが・・・そろそろいいサイズになっているかなあ。

Kevät 2020 – viesti Marjolta 「2020年春 – Marjoからのメッセージ」

2004年8月7日


古い知人のマルヨ・ビステル=マヤラ(Marjo Bister-Majala)から、Kevät 2020「2020年春」というタイトルのメールが来ました。マルヨとご主人のテロ(Tero Majala)は中央フィンランド、ユヴァスキュラ(Jyväskylä)在住で、ともにユヴァスキュラシンフォニーのバイオリニストです。彼らに初めて出会ったのは2000年代に入ってすぐ、フィンランド協会主催の道内での同シンフォニーの演奏会があった時です。その後ユヴァスキュラのお宅に何度か訪問させてもらい、私の親友がいるピルカンマー(Pirkanmaa)地方のルオヴェシ町(Ruovesi)に彼らが別荘を持っていることもあり、2004年にはそちらにも招待してもらいました。初めて会ったときにはたしか小学生だった息子のTuomo君、娘のAinoちゃんもすっかり成長し、Ainoは最近結婚したとか。愛犬のAnskuも残念ながら亡くなってしまいましたが、とても可愛いかったなぁ。いつまでも印象に残る、フィンランドに行けたらぜひまた再会したい人たちのリスト上位に位置する一家です。
 

2018年クリスマス(Marjoより)


メッセージには無人称の構文(主語のない①三人称単数を使った構文(5行目)と②受動態の文(2, 4行目))が多く使われています。前者は木曜初級コースの皆さんも少しずつ親しみつつある構文、②はテキストss2の4課以降学習する文法事項でした。今日はあまりそれ以上の文法については詳述しませんので、ご自分のレベルに合わせて読んでみてください。
 
 
 
Hei, Aki!
Tällaista aikaa eletään.
Meillä oli viimeinen konsertti 11.3. ja sen jälkeen Suomen hallitus kielsi yli 10 henkilön kokoontumisen ja siis koko loppukevään konsertit peruttiin.
Kotona pitää olla, kaupassa saa käydä, jos on terve.
Oletko sinä ollut terveenä?
Ja sinun perhe?

Halaukset täältä! 

やあ、Aki!
このような時(代)を(私たちは)生きています。
私たちは最後のコンサートが3月11日にあって、その後はフィンランド政府が10名以上が集まることを禁じたので、つまり晩春のすべてのコンサートがキャンセルされてしまいました。
家にいなければなりません、店には行ってくることができます、もし健康なら。
あなたは元気な状態ですか?
そしてあなたの家族は?
こちらからハグ(を送ります)。

tilli ディル

 

ディル(tilli)は本当にフィンランドでよく使われるハーブです。日本では存在はそこそこ知られていても、どのように使ったらよいかわからない人も多いようですが、フィンランドでは魚、特に鮭(lohi)との相性抜群ということで、サーモンスープ(lohikeitto)を筆頭に多くの料理で使われます。料理の腕ははなはだ怪しい私でも、ディルが入ったサーモンスープ、ボルシチ、ポテサラはだいたい周囲から及第点をもらえます。生のディルは大きなスーパーにしかなく、しかも小袋に二房?入りで150円位するのが難ですが、いつもお世話になっている伊達市大滝区の藤田さんの畑では毎年ハウスで栽培しているので、夏以降はたくさん香りのよいものが手に入るのでうれしいです。今年も豊作だと良いのですが。写真はsuvipiha「夏庭」ブランドのディルの種袋、サーモンが写っているのがフィンランドらしいでしょ。

最後に少しは勉強も。以下は母音や子音の長さの違いで意味が大きく変わってくる例として良く提示されます。発音して確認してみてください!

・tilli「ディル」
・tili「(銀行)口座」
・tiili「レンガ」

patavahti ポットウオッチャー

使用中のpatavahti

前回提示した品物、何だかわかりましたか?フィンランド語ではpatavahti、pataは「鍋」、vahtiは「見張り、番兵」で、日本語ではポットウオッチャーと言っているようです。鍋と蓋の間に隙間を作る吹きこぼれ防止道具です。日本では全くポピュラーな道具ではないですが、電気での調理器具が主流のフィンランドに比べ、日本ではより強い火力が得られるガス調理が主流なので、今後存在が知られてくれば普及することもあるかもしれませんね。

日本では特に冬の風物詩でもある各種「鍋料理」は、ruoka「料理、食べ物」を後ろにつけてpataruokaと説明しています。フィンランドの家庭では全員分の料理をオーブンや大鍋でドーンと作ってしまい、食卓で各自が食べたい分量を取り分けてしまうスタイルが多いので、日本のようにカセットコンロで鍋を温め続けながら「皆で鍋をつつく」ということはほぼ皆無です。

料理に関係して、「フィンランドではなぜレシピで小麦粉のような粉物もデシリットル(体積)で表記するのか(4月11日付け当ブログ欄)」という疑問にも答えておきましょう。一言で言えば「器さえあれば、液体も個体もどちらも量れる」ということです。重さを量るには、現在なら電池を使ったデジタルのはかり、あるいはばねばかり、あるいはもっと原始的な天秤ばかりなど、それなりの道具が必要となります。今でこそフィンランドは他の北欧諸国と肩を並べ、多分野で世界のお手本となるような先進国ですが、伝統的には貧しい農業国で、それは敗戦国として戦後も長く続きましたから、料理用のはかりはぜいたく品だったのでしょう。

当別町在住の方へアンケートのお願い

北海道大学現代日本学プログラム2年生のサースタモイネン・ヤリ(Jari Saastamoinen)君が、「当別町在住の皆さんが理解できるスウェーデン語からの借用語の調査」についてのアンケートを行っています。ヤリ君は春休みに帰国後、コロナ禍によって札幌に戻ることができない状況になっています。北大の授業から長期離脱することを余儀なくされる可能性も踏まえ、既に修士の資格を持つオウル大学での博士課程の研究も視野に入れ、今回のアンケート実施に至ったと聞いています。

ヤリ君は、フィンランド語講座のゲストとして授業のお手伝いもしてくれているので、覚えておられる方もいらっしゃるかと思います。このアンケートの回答は無記名で行い、ヤリくんの博士論文でのみ利用されます。

当別町在住で、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。また、できれば100人ほどのデータがほしいそうなので、皆さんの周囲に当別町在住の方がおられましたら、ぜひお知らせいただければ幸いです。ヤリ君帰札の折には、またフィンランド語講座のゲストとしてお手伝いいただこうと思っていますし、7‐8か国語を操るヤリ君から、語学習得のコツを聞く機会を作る計画もありますので、皆さん、重ねてお願い申し上げます。
(情報提供:こうのちえさん、あらひろこさん 札幌カンテレクラブ)(一部加筆:フィンランド語講座担当 水本秀明)

アンケートはこちらから→当別町民が理解するスウェーデン語からの借用語についてのアンケート

Mikä tämä on? これは何でしょう?

ヘラジカはフィンランド語でhirviです

日曜の昼下がり。ゆっくりしていたいところなのですが、今日は午前から午後にかけて5つSkypeを使った個人授業があり(10年以上になった私のSkype指導経験の中でも一日4つまでは経験がありますが、5つは初めてかも)、のんびりしている暇もありません。

いつもと趣向を変えて、品物の用途を尋ねるクイズを出題します。写真の品物は何に使うものでしょうか?

フィンランド語ではpatavahtiと呼びますが、この語のままでは辞書には載っていないと思います。ただ、意味を調べると用途も分かってしまうので、まずは品物の画像だけ見て想像を働かせてください。厚みは7mmといったところです。ヘラジカの脚に書かれているVeicoはメーカーの名前なので用途には関係ありません。

答えは週明けにお伝えするとします。皆さん、良い週末を!Hyvää viikonloppua kaikille!

kolme korttia 3通のカード

サヴォンリンナ(Savonlinna)、50年代のポスター

昨日は嬉しいことに3人のフィンランド人からカードが届きました。2通はフィンランドから、1通は私の先生であるセイヤ先生からです。セイヤさんは今年久しぶりに春から夏をフィンランドで過ごそうという計画がコロナ禍でダメになってしまい、気落ちしているかと思いましたが、カードの内容からは元気そうな様子がうかがわれ、「住んでいる地域の真駒内には桜の木がたくさんあるから、一人で小さな花見の瞬間を楽しむつもりだ」とのことでした。

フィンランドからのカードの1通は、約10年前にオウル大学から北大に留学したJarkko君から。今もオウルに住み、フィンランド語と英語の翻訳の仕事をしています。

Onneksi käännöstöitä voi tehdä kotona, ja kaikki läheiseni ovat (vielä) terveitä.
「幸運にも翻訳の仕事は家で行うことができるし、すべての自分の近親者は(まだ)元気です。」

もう一通は昨年度ラップランド大学(ロヴァニエミ市)から札幌大学に留学していたPetraさん。

スイセンはフィンランド語でnarsissi

Ensi viikolla on pääsiäinen! Viime vuonna se oli hieman erilainen, niin tätä vuonna odotan sitä innolla!
「来週(4月12‐13日)はイースターです!去年(日本にいた時は)それは(フィンランドとは)かなり違っていたので、今年はワクワクして待っています!」

ペトラは再度日本への留学申請を行い、成り行きを見守っているところだそうです。再来道し、授業にも遊びに来てくれる日が少しでも早く訪れてくれればと願っています。

カードの日付はJarkkoのものが3月25日(オウルの消印3月31日)、Petraのが4月1日(オウルの消印4月3日)、いずれも札幌に届くまでに20日以上かかっています。クリスマスのシーズンを除くとフィンランドからの郵便は5‐7日で到着するのが普通なのですが・・・

皆さんお元気で!

hammaslääkäri 歯医者

昨日歯のメンテナンス全2回の第2回目で、2週間ぶりにかかりつけの歯医者に行ってきました。玄関から受付、受付から診察室はドアが開け放たれ、受付前にまず検温、過去2週間に東京・大阪などへの訪問歴や出身者との接触がないかのアンケート、待ち時間に読むラックの雑誌や新聞などが取り除かれていたなど、2週間前よりさらにコロナへの警戒と対策が強まったことがひしひしと感じられました。最も感染の通り道になりやすい口の中を処置してもらうわけですから仕方ないと思いつつも、暗い気持ちになってしまいます。私の歯の方は「横向きに生えている右下の親知らずが虫歯になったら、うちの歯医者ではもう処置できないので、口腔外科行きですよ!」と脅かされて帰ってきました。

hammas「歯」は語源辞典によるとバルト・スラブ族(現在のラトビア・リトアニア人の祖先)の言語からの古い借用と考えられています。mp:mmのkpt変化が関係する変化が難しい語です。同様なバルト・スラブ族からの代表的な借用語としてtuhat「1000」やlaiva「船」があります。

旧教科書Huomenta Suomi「複数主格」のページから

hammas-で始まる複合語として:
hammasharja 歯ブラシ(+「ブラシ」)
hammastahna 歯みがき粉(+「ペースト」)
hammaskivi 歯石(+「石」)
hammassilta ブリッジ(+「橋」!)
hammastikku つまようじ(+「スティック/棒」)
hammassärky 歯痛(+「痛み」)
などを語彙に入れておくと良いでしょう。

「虫歯」ですが、ウィキペディアなどではhammasmätä(+形容詞「腐った」/名詞「腐敗」)やkariesが見出しになっていますが、これは「齲(う)歯」とか「齲(う)蝕」に相当する歯科医の用語のようです。通常はreikä「穴」を使って、reikähammas(留学生Ronja推奨)、 hampaan reikä(「歯の」+「穴」、hampaanreikäの表記も可)と言っているようです。reikäは私が授業でいつも注意を促している「最も難しいkpt変化」すなわちk:Φ(=消える)を持つ名詞で、「穴の中に」はreiässäとなります。

「親知らず」はviisaudenhammas(「賢さ(viisaus)の」+「歯」)、虫歯と並んで悩む人が多い「歯周病」はtuki/kudos/tulehdus(「支え」+「組織」+「炎症」)、医学的にはparodontiittaも使うようです。「パロドンティーッタ」ってなんだかパスタの名前みたいですね。

最後に、医者一般はlääkäriですが、「外科医」はkirurgi、とても発音しずらい語です。

mustasukkainen 「黒い靴下の人」→「やきもち焼きの(人)」

私がフィンランド語を習い始めた頃のテキストHuomenta Suomi(「おはようフィンランド」)にはmustasukkainenという長い語が早い時期に登場し、「mustaは『黒(い)』、sukkaは『靴下』で、mustasukkainenは『黒い靴下の人』ということですが、これは『やきもち焼きの(人)という意味です。』と恩師のセイヤ先生から教わりました。なぜ「黒い靴下の人」が「やきもち焼き」なのでしょう。上記のテキストは現在私が非常勤を務める北大の授業でも使っているので、よく同様の質問を受けます。日本語の「やきもち」と黒いイメージでは共通していますが・・・

今は絶版になってしまった懐かしい教科書です

諸説あるようですが、一例としてKotimaisten kielten tutkimuskeskus日本語でいえば「国立国語研究所」に相当する組織のMatti Vilppulaさんが2004年の秋に、フィンランドで最も読まれている新聞「ヘルシンギン・サノマット」紙に掲載した関連記事の要約を紹介することにします。

①「黒い靴下をはく」という表現がやきもちを焼いている状態をあらわすことは、たとえば1600年代のスウェーデンの詩人が既に使用している。またノルウェー語ではsvarthososjuke「黒い靴下の病気」という。

②色と感情が密接に結びついていることはよく知られている。フィンランドを含む北欧では黒がいらだちや悲しみ、敵意、気分の暗さといったものに結びついたのだろう。参考までに多くの言語では黄色がいらだちや苦しみをあらわしている。英語ではやきもちを焼く状態をwear yellow stockingsと言うことがある。

③一方「なぜ靴下なのか」という疑問に明確に答えてくれる定説はない。一つ考えられる説は、「黒い靴下」と、演者の衣装の色彩が感情表現に密接にかかわるパントマイムとの関連である。

④「やきもちを焼く」という感情は、見捨てられたり期待を裏切られたりすることへの恐れや不安である。そこでもう一つの有力な説がある。フィンランドでは伝統的に閏日(2月29日)には女性から男性に対してプロポーズすることが許されていた。ここで求婚を断る場合には、その見返りに男性から女性に対してスカート用の布地を送ることになっていた(他には靴など)。このような習慣からsaada rukkaset(「二股手袋をもらう」→「拒絶する」)、viitata kintaalla(「二股手袋で暗示する」→「無視する」)といったイディオムも生まれている。黒い靴下も上述の習慣に関係ある、拒絶をあらわす衣服の一点と考えられなくもない。

昔札幌に住んでいたRitvaさんは「地方によってはmustasukkainenの代わりにmustankipeä(「黒の痛み」)も使いますよ。」と言っていました。なお、このmustasukkainenという語、多くの方が使用した/使用中のテキストss1では22課の本文2、Jussi oli tullut mustasukkaiseksi, …「ユッシはやきもちを焼いてしまいました」が初出だと思います。oli tullutは過去完了、tullaは「来る」ではなく、tulla+-ksi(変格)のコンビネーションで「~になる」でした。