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muki マグ(カップ)

残念ながら作品撮影NGでした

先週末、札幌芸術の森の工芸館に展示されている木曜中級コースの柴田祐子さんの作品を見に行きました。悪天候の夕方でしたが、週末で、コロナ感染状況も少し落ち着いていたこともあってか、晩秋のエリア散策も兼ねてのお客さんが結構いました。

柴田さんの金工も相変わらず素晴らしく、目の保養になっただけでなく、他の芸術家の方のテキスタイル、陶芸、木工、ガラス工芸などの作品、それからさまざまな素材で作られたマグカップの展示「マグカップの森」があり目を引きました。ここでも柴田さん制作の銅製のビアマグに惹かれました。臨時収入が入ったらぜひ自分へのご褒美に購入したいものだと真剣に購入を考えています。展示は来年1月中旬まで行われています。

マグはフィンランド語でmuki、テキストsuomea suomeksi 1のs165にも載っている典型的な借用語です。「典型的」というのは:
①フィンランド語ではgの音で終わる語はなく、またgの音を単独で使うことはない(Helsingissä「ヘルシンキで」のようにngの子音の連続としてはたまに現れますが)ので、英語のgの音はフィンランド語ではだいたいkになっています。他の例としては、「虎」tiger→tiikeri、「ギター」guitar→kitaraなどが挙げられます。
②フィンランド語は子音終わりが多いゲルマン語系の言語から借用する時には母音、特に-iをつけて借用することが多いのです。

愛用のマグ(Marimekkoのhauki「キタカワカマス」)

このような成り立ちから成立したmuki、借用語なので、kpt変化(ここではk:Φ[消える])を起こしません。したがって「マグの」(単数属格)はmukin、「たくさんのマグ」はmonta mukia(単数分格)かpaljon mukeja(複数分格)とkが保持されたままとなります。複数分格形が少し難しいかもしれませんね。