フキ・フキノトウ ruttojuuri | フィンランド語講座
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フキ・フキノトウ ruttojuuri

昨日は気分転換を兼ねて芸術の森美術館へ「ミュシャ展」を見に行きました。厳しい入場制限と各種感染防止策が講じられる中、しかし会場に入ってからは、このチェコ出身の偉大な画家の世界の素晴らしさと影響力の大きさを感じることができました。コロナ禍がなければ会場もミュージアムショップも長蛇の列ができていたのではないかと思います。

ruttojuuren kukintoverso

駐車場近くの雪解け跡にはフキノトウがところどころに顔を出していました。フキの類はruttojuuriといえば通じると思いますし、フィンランドにも日本とは別種ですがフキ属の植物があります。

このruttojuuriも複合語です。juuriは「根」ですがruttoは何だと思いますか?答えは疾病の「ペスト」です。ペストがフキに直接関係あるわけではなくて、語源辞典によるとruttoは「速い、素早い」といった意味を持っていたそうです。ペストの流行の速さや感染力の強さを表したものでしょう。フキのruttoはその成長の速さを例えたものでしょうか。

前述のようにフキ属はruttojuuriで十分通じますが、日本のフキはidänruttojuuri(itä「東」のフキ)、あるいはjapaninruttojuuri(「日本」のフキ)、一方セイヨウフキはetelänruttojuuri(etelä「南」のフキ)と呼ぶようです。

日本人がテンプラやフキノトウ味噌として食べるフキノトウですが、こちらは説明的にruttojuuren kukintoverso(kukinto「花序」+verso「新芽、若枝」)のように言わなければならなさそうです。青森の下北地方ではフキノトウ味噌を「ばっけ味噌」と呼んでいたかと思いますが、この時期は地元のスーパーでも売っていて、何年か前に旅行した際にはすっかりはまってしまったことを思い出しました。熱々のご飯の上にのせて食べるともう最高です。