(kanan)muna (鶏)卵
いつの間にか品薄状態は解消されたようですが、値段が高くて閉口しています。
日本は無味乾燥なプラスチックのパックに10個入りで売っていることが多いですが、フィンランドでは写真のような紙のパックに6個入りで売っていることが多いようです。デザインも可愛くて、ほのぼのとした気持ちになります。
munaは卵、フィンランド人は鳥の卵というと普通は鶏卵しか食べないので、munaだけでも十分ですが、「鶏卵」と言いたいときはkanan(鶏の、めんどりの)を前につけて表現します。
mu-naとka-naはどちらも2音節語の名詞で、単数属格は-nを加えるだけ、単数分格の変化も簡単(2羽のニワトリは2 kanaa、2個の卵は2 munaa)ですが、複数分格(たとえばpaljonが前につく場合)は前者はmunia、後者はkanojaになります。どうしてこの変化の違いが出てくるのでしょう。テキストsuomea suomeksi 1を使って勉強している方は、24課のs146の「7つのルール」の中に答えがありますので考えてみてください。
卵は卵でも、「魚卵」はmäti(単数属格mädin(t:dのkpt変化あり)、単数分格mätiä、複数分格mätejä)です。合わせて覚えておきましょう。