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フィンランド語講座

北海道フィンランド協会

tyrni サジー、シーベリー、スナジグミ(砂地グミ)…

tyrni(英語:seaberry,sea buckthornなど )

tyrniは日本ではまだあまり知られていないグミ科の植物ですが、世界的には類まれな栄養素の高さで昔から知られ、砂漠の拡大防止や土壌汚染還元が期待できるなど、食品としても植物としても今後注目を浴びそうな気がします。北海道ではむかわ町などで試験的~実用化段階で栽培されています。

実がなるにはオスの木とメスの木が必要とか

そのようなtyrniを伊達市大滝区の知人の藤田さんの畑で見かけてビックリ。前回草取りに来た時には実はなっていなかったはず。片方の木は葉が落ちている代わりに、オレンジの実がぎっしり枝になっています。もう一本の木には数年前フィンランドのボスニア湾沿いの海岸地方で見た木のように、葉と今後熟していくのだろうと予想される黄色めの実がなっていました。

フィンランドのtyrni

 

 

 

数年前旧留学生Ullaのお母さんに作ってもらったtyrniのパイ、本当に美味しかったことを思い出します。藤田さんはこのtyrni、どう活用するつもりかな?まさか鳥の餌にするにまかせるつもりじゃないですよね。

【無料】HISとコラボ「ノルディス」バーチャルツアー開催

フィンランド語講座担当水本先生から、テロさんと雅子さんのヘルシンキのお店「ノルディス」ライブ配信(2回目)開催のお知らせです。

(水本先生)
先月も実施されたHISとのコラボの「ノルディス」バーチャルツアーの案内が届きました。
「クリスマスへの準備」といったテーマでお話他があるようです。
日本時間11月19日(木)20時から21時と、私は木曜初級コースの授業と重なってしまうのですが、他のコースの方、それから木曜初級コース所属の方でもぜひ参加したいという場合(必ず授業録画で復習のこと!!)は、下記で予約の上ご参加ください(参加無料)。
前回同様、お買い物は参加の必須条件ではありませんので、バーチャルツアーのみ楽しんでいただくことに全く問題ありません。

詳しくはこちら→HISオンライン体験旅行

ムーミン展開催のお知らせ

2019年の日本フィンランド外交関係樹立100周年を記念し、日本各地で開催されてきた「ムーミン展」が、いよいよ札幌でも開催されます。


ムーミン展

  • 会期:2020年9月12日(土)〜11月3日(祝)9:45〜17:00(入館は16:30まで)会期中無休
  • 会場:札幌芸術の森美術館札幌市南区芸術の森2丁目75番地
  • 観覧料(税込):一般1,500円(前売・団体 1,300円) 高校・大学生1,200円(前売・団体 1,000円) 小・中学生900円(前売・団体 700円)
    注1)( )内は前売料金、または20人以上の団体料金
    注2)65歳以上の方は当日料金1,300円(団体1,100円)、年齢のわかるものをご提示ください。
    注3)障がい者手帳をお持ちの方は、当日窓口提示でご本人と付き添いの方1名が無料。
    注4)一般1名、小・中学生1名(1,800円)券を、芸術の森、道新プレイガイド、市民交流プラザチケットセンター、教育文化会館、HTBコーナーで前売限定販売。

詳しくはこちら→ムーミン展ウェブサイト

kymmenes elokuuta 8月10日(の私)

昨日は珍しく朝からちょこちょこあちこちに出かけ、夕方くたびれて帰宅しました。昨日何をしたか、入門・初級で勉強している方のために、いくつかの名詞につき格変化させずに辞書形で記します。中級以上の方は「午前」はaamupäivä、でも「午前に」はどうなるか、といった格変化を考えてみると勉強になると思います。

午前(aamupäivä)には、Siljaと畑(pelto)でミニトマト(kirsikkatomaatti、「チェリー」+「トマト」)、ナス(munakoiso)、ピーマン(paprika)などを収穫。長靴(saappaat)を普通の短靴に履き替える。帰り道、格安スーパーで買い物(ostos)した後Siljaとさよなら。その後市内中心部(keskusta)へ。午後1時半から協会常務理事でもある佐藤美津子さん門下生3ユニットによる「夏の散歩道コンサート(konsertti)」でカンテレ(kantele)、ヴァイオリン(viulu)、アイヌのトンコリなど楽器の音楽(musiikki)を楽しむ。会場では佐藤さんの他、ご主人、白井理事、旧受講生などの元気な姿を見ることができ安堵。

コンサート後は駐車場(parkkipaikka)までの道すがら、道産品販売ショップ・沖縄ショップで、またまた買い物後帰宅。

話は変わりますが、昨日の北海道新聞朝刊に、「首相のあいさつ広島と文面酷似」との小さな記事の中に「6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地でそれぞれ開かれた平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面が酷似しているとして、被爆者から『何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている』と怒りの声が上がった。」との文章がありました。おそらく自分の言葉で語ることはせず官僚の作文の棒読みで済ませたのだとは思いますが、ことばに関わる者としては戒めとなる出来事と記事でした。

今日と明日の授業でクラスの授業は夏休み(kesäloma)になります。今日の火曜上級サークルでは中・上級用のテキストsuomea suomeksi 2を修了予定です。修了の皆さん、4年強の勉強、よく頑張りました。今後もどうぞよろしくお願いします。

カンテレを弾くリスのTシャツが新発売

以前ご紹介した「カンテレを弾くリスのトートバッグ」は大人気。人気色は入荷待ち状態が続いていますが、同じデザインのTシャツができました。

家族皆で着られるTシャツ

トートバッグと同様、デザイナーのビョルンとのコラボレーションです。(あらひろこさん)

色はホワイト、ブルー、チャコールグレーの3色。サイズが豊富なのでご家族皆で着られます。

詳しくはこちら→あらひろこさんのショップ Pikku Lintu Kantele

赤ちゃん歯ブラシプレゼントキャンペーン中(NPO北海道ネウボラ)

フィンランド語講座担当の水本先生から、「NPO北海道ネウボラ」のお知らせです。

赤ちゃん歯ブラシプレゼントキャンペーン中です。詳細はNPO北海道ネウボラのフライヤーをご覧ください。

NPO北海道ネウボラ

NPO北海道ネウボラフライヤー

舘野泉 ピアノ・リサイタル

フィンランド語講座担当の水本先生から、「舘野泉 ピアノ・リサイタル」のお知らせです。

「左手のピアニスト」として有名な舘野泉さんのコンサートが札幌で行われます。フィンランド語講座旧受講生の中には舘野泉ファンクラブで活動していらっしゃる方も。

詳細は舘野泉 ピアノ・リサイタル フライヤーをご覧ください。

201028舘野泉ピアノ・リサイタル(協会後援)

舘野泉ピアノ・リサイタル フライヤー


舘野泉 ピアノ・リサイタル

kesäkurpitsa ズッキーニ

2020年7月25日

8月(elokuu=「収穫月」)に入り、例年ならそろそろ夏休みという時期なのですが、コロナ禍のおかげで夏休み開始が大学も、フィンランド協会の授業も先送りになり、バタバタと忙しく時間が過ぎていきます。どのくらいの方がこのブログ欄をたまに覗いてくださっているか見当もつきませんが、2週間くらいお休みになっていました。

弟の家族、それからSiljaと、気分転換、趣味とわずかな実益を兼ねてやっている市民農園のズッキーニが豊作です。1株しかないのですが写真はすべてその1株からとれたもので、その後もたくさん収穫しています。近所からも断れずにいくつか貰ったので、今年はズッキーニ豊作の年かな?

ズッキーニkesäkurpitsaは「夏」(kesä)+「カボチャ」kurpitsaのわかりやすい発想の複合語です。Kesäは既に語彙に入っている方も多い語かと思いますが、実はフィンランド語の東西の方言差の例としてよく持ち出される語で、このkesäはもともと代表的な東方言です。一方西方言の「夏」はsuvi。Kesäはファーストネームとして用いられませんが、Suviはよくある女性の名前です。日本なら「夏子」さん、何年か前のヘルシンキ大学からの留学生にもSuviさんがいました。

フィンランドのズッキーニ

カボチャkurpitsaはいつもお世話になっているKaisa Häkkinen著『現代フィンランド語語源辞典』によれば、ラテン語のcucurbitaがスウェーデン語のkurbitsを経由してフィンランド語に入ってきた比較的古い外来語とのこと。Kurpitsaという語形の初出は1642年発行の聖書、それより前世紀のミカエル・アグリコラもカボチャに言及していますがkurbitaという形で紹介しています。

ズッキーニはフィンランドでも夏によく食べられる野菜です。

(中止決定)ワインの里の演奏会〜創作ユカラ、トンコリ、カンテレ〜

フィンランド語講座旧受講生でカンテレ奏者・講師の佐藤美津子さんのユニット「ポロ」のコンサートが開催されます。

ワインの里の演奏会

(佐藤美津子さん)
2020年3月に結成された異色ユニット「ポロ」
「ポロ」とはアイヌ語で 大きな とか 広い などの意味、フィンランド語では トナカイ の事、そして サッポロ の ポロ の事です。
コロナ禍の自粛や私の怪我などで3人でのコンサートが中々できないでいましたが、ようやく実現。
フィンランド曲に「ポロートナカイの子守唄ー」というのがあります。当日は即興を入れながら演奏する予定です。
アイヌの結城幸司さんの創作ユカラ、福本昌二さんのトンコリの軽快なリズムに乗せてフィンランドの民族楽器カンテレの爽やかな音色が八剣山に響き渡ります。
地下鉄真駒内駅からバスが出ておりワイナリーの近くで停車します。
会場は結城幸司さんの常設展がある「八剣山ワイナリー」です。
この機会に是非お出かけ下さい。


ワインの里の演奏会〜創作ユカラ、トンコリ、カンテレ〜(11/18中止決定)