ブログ | フィンランド語講座
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Nyt pistit pahan! いいところを突いてきましたね!

今週は授業にゲストで来てくれたSiljaとNettaにいろいろ面白い表現を教えてもらいました。

Nyt (sinä) pistit pahan! pistitは動詞pistää(「突く、刺す」)の過去形、 pahanはpaha(「悪い、邪悪な、ひどい」等々)ネガティブなイメージの語の単数対格(属格)形(「~を」)ですが、「いい質問ですね、いいところを突いてきましたね」といった意味だそうです。

悪いところを刺すのだから「痛いところを突いてきますね!」という意味かと思いましたが、そうではなく、たとえば、
Mikä on (sinun) japanin kielen lempisanasi?「あなたの好きな日本語の単語は何ですか?」
のような、ちょっと答えるのに考えが必要な、でも良い質問に対してよく使うそうです。

taas iso poppoo 再び大集団

先週は北海道大学の春学期のフィンランド語入門授業が始まり忙しい1週間でした。北大のフィンランド語入門講座は2006年スタートなので、いつの間にか担当してから10年以上経ちます。

北日本では大学レベルのフィン語講座は北大でしか開設していないので、例年初回授業には45~70名程度が来てくれます。今年はなんと授業後にフィードバックを提出してくれた人が82名!昨年度秋学期に授業がなかったことも影響しているかもしれませんが、当初の70名収容の教室から授業したこともない大講義室へ急遽移動、何とか受講希望者を収容することができました。

Jussiは自己紹介の後にちゃっかりカラオケ仲間募集中と言及

後ろから眺めるとなかなか壮観

配布プリントも70部しか準備していなかったので、オリエンテーションのあとゲストとして参加してくれたJuha, Silja, Ronja, JussiそしてMikaにフィン語と日本語で自己紹介をしてもらい、その間隙を縫って追加コピーをしてきました。助かったー。

最大30名までを受け入れる授業になっているので、この大集団は抽選で減らされることになります。正直、20人を超えてしまえば何人来ようがあまり関係ないので、グンと受講生が減らされてしまうのはちょっと残念。

Nikka → nakki 余市にて

先日のHeivetinlaakso「地獄谷」の記事の中で予告した、ニッカウヰスキー北海道工場(余市町)訪問の話がまだでした。

まずは写真を見てください。左はもちろん「ニッカ」(ブランド名)ですが、右は?答えはナッキソーセージ、一般的なソーセージ(makkara)に比べて小ぶりで、日本のウィンナーにちょっと似ています。即興の言葉遊びです。

樽(tynnyri)の背後にも注目

帰路は小樽の田中酒造の亀甲蔵にも立ち寄ったので、Jussiのご両親は、札幌のビール博物館、小樽のウイスキー工場、小樽の酒蔵と日本の酒類についてだいぶ学ばれたはずです。

小樽田中酒造「亀甲蔵」にて

「試飲」のフィン語はmaistiaisetがいいかな

iso poppoo 大集団

3月下旬から4月上旬にかけ北大留学(半年間)のため来札した留学生5名が、11日の水曜フィンランド語サークルを訪問してくれました。サークル生6名全員が参加、一方なんとフィンランド人ゲストは上記5名に加えて、Silja, Netta, Jussi, Ronja, Mikaの5名、さらにJuhaもSkypeミーティング前に顔を出してくれました。過去最大のゲスト数かな。

新留学生左からKukka, Saija, Anna, Elina, Emmi

水曜サークル生は、自己紹介やフィンランド語学習の動機などがフィンランド語で言え、また、ゲストの基本情報(出身、専攻、誕生日、趣味、好きな食べ物等々)が尋ねられるレベルなので、新しいゲストとの交流に花を咲かせていました。

授業風景

Nettaが各人の情報をまとめてくれて大助かり

Grönroos palaa! 「緑薔薇」リターンズ!

2015-16年にかけ半年間Turku大学から北大に留学していたMika Grönroos(スウェーデン語っぽい苗字ですが、純粋な?フィンランド人、苗字の意味は「緑薔薇」)君が、勤務先から夏(!)休みを取って4月9日から札幌に遊びに来ています。現在は大学時代専攻でもあった電子工学関連の会社勤務とのこと。

半年と短い留学期間ではありましたが、よく授業の手伝いに来てくれたので印象に残っているフィンランド人でした。今回もフィンランド協会の授業だけでなく、北大のフィンランド語入門の授業に来てくれるなど、大いに助けてもらいました。

15日には東北方面へ向かい、まだ見たことのない満開の桜を見てみたいそうです。25日頃フィンランドへ帰国予定。新年度でバタバタしている人達にはうらやましい限りです。

タイトルのpalaaは動詞palata(タイプⅣ「戻る」)の三人称単数形ですが、動詞palaa(タイプⅠ「燃える」)の三人称単数形でもあります。その場合は「緑薔薇が燃えている」という意味になります(そんなことになっては困りますが)。

Helvetinlaakso 地獄谷

月曜日留学生のJussiと来道中のご両親、北大現プロ(現代日本学プログラム)で勉強するSilja, Netta, Julianaと洞爺湖、登別温泉方面へ出かけてきました。

少し元気なく煙を上げる昭和新山に比べ、あちらこちらから煙が上がっている登別の地獄谷の景色は、火山がないフィンランドから初来日のJussiのご両親には印象的な風景だったようです。

Heletinlaakso (登別)地獄谷にて

「地獄」はフィンランド語でhelvetti、「谷」はlaakso、「地獄谷」は「地獄」をhelvetin「地獄の」と属格にして(kpt変化に注意!)の複合語Helvetinlaaksoが良いようです。

翌火曜日は余市のニッカウヰスキーの北海道工場他へ行ってましたが、その報告はまた後日。

土曜入門コースを正式開講します

現在新規受講再募集中で4月7日開講予定のフィンランド語入門コースですが、おおむね最少催行人数の8名を超える申し込みがありましたので正式に開講します。

土曜日夕方の開講は今までほとんど行ったことがなかったので、新規受講生の集まり具合が心配だったのですが、この語学講座HPと「お問い合わせフォーム」経由で結構な申し込みがあり一安心です。

北海道で定期的に一般向けのフィンランド語入門講座を行っている場は他にないので、受講者の皆さん、受講の動機や目的はさまざまかと思いますが、できればまず1年間勉強を続けてみてください。在札のフィンランド人たちと共に応援しています。

毎年夏休み頃までは新規受講者がついていける内容とペース、フォロー(スムースに中途受講ができるための補習など)を行っていますので、開講以降このフィンランド語入門コースコースの存在を知った皆さん、一緒にこのユニークな言語の学習に取り組んでみませんか?

築80年の建物に宿る、札幌とフィンランドとの結びつき

1937(昭和12)年にフィンランドからの献財により建てられた「めばえ幼稚園」は、札幌市内に現存する最も古い幼稚園です。

めばえ幼稚園とフィンランドとの長くて深いつながりについて、“北海道を探しに行こう”をコンセプトにする北海道マガジン「KAI 2018年冬号」で紹介されています。

愛され建築 学校法人札幌ルター学園 めばえ幼稚園

ぜひご覧ください。

詳しくはこちら→KAI

Jussi君のご両親が水曜サークル訪問

熱心に授業の手伝いに来てくれている北大日本語・日本文化研究生のJussi君が、休暇で札幌滞在中のお母さんのSoileさん、お父さんのTimoさんを授業に連れてきてくれました。

ヘルシンキの人は若者でなくてもしゃべりが早いですね。生年月日などを早口でおっしゃるのを皆苦労して聞き取っていました。お父さんの職業はkuorma-autonkuljettaja(トラックの運転手)、お母さんはkirjapainon jälkikäsittelijä(印刷所/製本所勤務)と大変長い職業名ですが、このjälkikäsittelijäは説明が大変難しい言葉です。印刷物が届いてから、裁断、製本までを行う仕事とのこと。ぴったりくる日本語の職業名はありますかね。

受講生は、Jussiが子どもの頃手のかからないおとなしい良い子であったこと、高校時代の日本留学(千葉県船橋市)に続いて北大留学を果たしたJussiを誇りに思うし、幸せに感じている、というご両親の話にうなずいていました。

noidannuoli「魔法使いの矢」ってどんな病気?

2年前(2016/3/28)に同じタイトルで「Juha君が悩まされてるnoidannuoliって何でしょう?」とこのブログ欄に投稿したものの、答えを提示せずにいたことに気づきました。

noidannuoliは「ギックリ腰」、複合語の前半部分noidanの辞書形noitaは「魔法使い、魔女、シャーマン」の意味、後半のnuoli「矢」はnuori「若い」(形容詞)と間違えやすい/間違えられやすい(特に巻き舌が不完全な方!)ので注意です。

答えに2年かかった割には大した種明かしではなかったですが、個人的にはすっきりしました。他の言語では「ギックリ腰」はどう言うのかちょっと興味が湧きました。