フィンランドと知床のヒグマ密度
こんにちは。語学講座の西野です。
世界自然遺産の知床半島がすぐそこの、斜里郡斜里町出身です。
そんな田舎育ちの私ですが、山には遊びに行きません。
熊が怖いんです。子供の頃からずっと。
祖父の趣味が山歩きで、山に行っては舞茸や山菜を採ってきていました。
祖父から聞かされる「熊の足跡があった」「今日は熊のうんこがあった」といった話に震え上がり、もっぱら遊び場所といえば家や近所の空き地でした。
大人になってもやはり森と山がちょっと怖いです。特に知床の森は人間を拒絶しているようにも感じます。
2024年5月、久しぶりにフィンランドに行くことになりました。
「こっちでやりたいことある?フィンランドらしく森で過ごしてみる?」
渡航前、フィンランド人の友達のメッセージにはこうありました。
私にとって、森といえば熊です。フィンランドも北海道と同様、生息している熊はヒグマです。
知床の森と同じように、ヒグマに細心の注意を払いながら過ごさなくてはいけないんだろうか。全然リラックスできなさそうだ。疲れそうだ。
知床の森は日本有数のヒグマの生息地だそうです。
フィンランドにも同じような密度でヒグマがいるんでしょうか。さすがにそこまでじゃないのでは。
ヒグマ密度が知床より低ければ、フィンランドの森でのびのび過ごせそうです。友達へメッセージを返す前に、「ヒグマ密度」を計算し始めたのでした。
まず必要な情報は
フィンランド国土面積、そして森林面積の割合です。それから推測されるヒグマ個体数。
比較対象としての知床は、知床半島面積とヒグマ個体数から算出します。

計算ミスをしてもめげない
結果
フィンランド「ヒグマ密度」0.0068
知床半島「ヒグマ密度」0.4065
おおよそ60分の1!
この数字を見てたいそう安心した私は、友達に「ぜひ森で過ごそう!」と気兼ねなく返答したのでした。
フィンランドに来る前にこんな計算をしたんだよ、とフィンランド滞在中笑い話にしていましたが、友達いわくヒグマと人間が遭遇することはめったにないそうです。あったとしても南の方だとか。私が滞在するオウルではあまり心配する必要がないようでした。
「60分の1だから」と自分に言い聞かせ、イー川上流で楽しく過ごすことができたのでした。